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【SNS時代の不倫論】まずは、「富裕不倫」と「貧困不倫」について

なぜ彼女たちは男の薬指をみないのか

図らずも不倫、被害者なのか加害者なのか?

夫の留守中に橋の撮影をしていた男と4日間の情事の末別れ、せめて遺灰を同じ場所に撒いてほしいと願う、そんな不倫はよそ事のファンタジーであったとしても、私たちの周りには既婚者の男性というのが溢れていて、その内の誰かと何か特別な関係になることは、それほど驚くべきことではない。少し注意して見渡せば、むしろそんな関係は巷に溢れている。

裾野は広いのだ。先日、24歳の知り合いの女の子から「合コンでバツイチのイケメン見つけた」と報告があった。相手は39歳、超有名広告代理店の営業で、昨年末に離婚したのだという。

24歳の人材派遣会社OLちゃんは、合コンの翌週の金曜に蛸のペペロンチーニが有名なイタリアンに誘われ、帰りに案の定、彼の家に行くことになった。なんでも、お互いジャッキー・チェンが好きということで話が盛り上がり、DVDを見ようということになったという。

彼の家は目黒区のとても広く品のいいマンションで、離婚したてのその家には、まだまだ元奥さんのスリッパやら洗面用品やらが残っていた。まだそれほど深入りしているわけでもなかった24歳ちゃんは特に詮索することなく、「さすがに歯ブラシくらい捨てればいいのに〜。未練タラタラじゃないの?」と軽口を叩いてジャッキー・チェン主演の映画の終盤あたりでセックスをした。

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彼については特に文句なしの肩書だが、なんだかいい匂いがしそうだったので、私は彼の後輩の知り合いだという大学の友人から辿り、全貌を把握した。

もちろん、39歳営業マンは離婚などしていない。一昨年、盛大な結婚式を挙げた相手の航空会社の女性が里帰り出産中に、久しぶりに参加した合コンで羽を伸ばした、というのが事実。あるある、という感じの話ではあるが、あるある、という感じすぎて実際に身の回りで起こると結構感慨深い。

 

図らずも不倫デビューした24歳ちゃんに、何の罪の意識もないだろうが、そういったことは日常的に起こりうる。

罪の意識がないどころか、自分こそ被害者だと思っているだろうし、それはそれである意味では正しいのだが、それでも彼女は知らぬ間に不倫容疑者になっていたわけで、立場が立場なら週刊誌にすっぱ抜かれてCMやレギュラー番組を降板させられたかもしれない。そこまでいかなくとも誰かに責め立てられたり、SNSアカウントを閉鎖せざるを得ない状況に陥ったりすることはあるかもしれない。