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「能年玲奈」改め「のん」がいまだに民放テレビに出られないワケ

声優を務めた映画は大ヒットしたが…

「彼女は現在、『LINEモバイル』のテレビCMに出演しています。これがひんぱんに流れているので、完全復活の印象を受けますが、まだまだテレビ出演には高いハードルがあるんです。LINEは新興のIT企業なので、出演可能だったにすぎないんです」(広告代理店関係者)

能年玲奈(23歳)は昨年7月から本名だった芸名をあらためて、「のん」として芸能活動をしている。NHK朝ドラ『あまちゃん』で国民的人気を獲得しながら、所属事務所「レプロエンタテインメント」と契約をめぐってトラブルになり、独立後も彼女は活動の場が狭められているのが、現状なのである。

「改名後は彼女の個人事務所がマネジメントをしています。ただし前所属事務所のレプロは契約の問題はまだ解決していないというスタンス。

実際、レプロのHPには『能年玲奈』が所属タレントとして掲載されています。同事務所は新垣結衣などの人気女優を抱え、芸能界でも影響力が大きい。そのため各テレビ局は『のん』にオファーしたくても、レプロに配慮してキャスティングできないんです。

スポンサーも同様でトラブルを抱えたままの女優を起用することには及び腰。独立問題の際、先生と慕う演出家に『洗脳』されたと一部で報道されたイメージダウンも大きい」(民放テレビ局局員)

だが、のんは小規模の公開予定だったアニメ映画『この世界の片隅に』に、片渕須直監督のたっての願いで声優として出演。これが興行収入25億円を突破する大ヒットとなり、風向きは変わりつつある。

「いまは個人事務所では捌ききれないほど、仕事のオファーが舞い込み、雑誌の連載や書き下ろし本の出版の計画が複数進んでいるようです。

ただし、相変わらず民放のテレビ番組や、大スポンサーやテレビ局が絡む映画からの依頼はないと聞いています。事務所のスタッフはもともと芸能界とは関係のない人たちですし、強力な後ろ盾もいない。レプロと和解し、この状態を打開することは簡単ではないでしょうね」(芸能事務所関係者)

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そんなのんの救世主となりそうなのが、あの人気脚本家だ。

「『あまちゃん』の脚本を手がけたクドカンこと宮藤官九郎です。いまもクドカンはのんと連絡を取り合う親しい関係。彼が脚本を書く'19年放送の大河ドラマに、のんは起用されることになると思います。

同作のチーフプロデューサーと演出家が『あまちゃん』と同じですし、主演の阿部サダヲと中村勘九郎はレプロとの関係が薄い。そもそもNHKならスポンサーは関係ないですし、芸能界のしがらみもさほど気にしません」(前出・芸能事務所関係者)

 

のんは騒動後、本誌の取材にこう答えている。

「役者としての想いは変わっていません。暇な時間ができましたが、お休みしている意識はなかった。感覚が鈍らないように、演技やクラシックバレエを習ったりと忙しかったです」

彼女が本名を取り戻し、活躍できる日を待っているファンは多い。

「週刊現代」2017年5月6日・13日合併号より