「炎の護摩行」に挑む金本。近年は、弟分の新井貴浩内野手も同行 〔PHOTO〕最福寺提供(以下同)監督ですらアンタッチャブルな存在。鉄人から「偉人」となっていた金本知憲(42)に鈴をつけたのは、城島健司(33)だったという。
4月17日の横浜戦。二死二塁の場面で、レフト前に転がった打球を金本がグラウンドに叩きつけるような悪送球。カットマンのショート・鳥谷敬(28)にすら返球できない金本に、虎党から「引っ込め!」「何がフルイニングだ!」と容赦ない罵声が浴びせられた。
横浜の攻撃が終わり、ベンチに戻ってきた金本に対し、誰一人として声をかけようともしない。さすがに「このままではヤバイ」と感じたのだろう。城島が笑顔を浮かべながら、こう言った。
「カネさん! 一体、どこ投げてんですか!」
金本は苦笑いを浮かべながら、
「すまんすまん。やってもうたわ・・・」
張り詰めていたベンチのムードがこれで一変、「救われたかのように明るくなった」(チーム関係者)という。
「ジョー(城島)でなければ、絶対に言えなかった。あえて笑顔で言ったのは、ジョーなりの気配りだったんだよ。アンタッチャブルな部分に踏み込んでくれたことで、カネも救われた気持ちになった。連続出場のプレッシャーからか、昨年あたり『誰か俺を止めてくれよ』と冗談とも、本気ともとれるような意味深な言葉を口にしていたからね」
(前出・関係者)
そして、この城島の一言が金本にスタメン落ちを直訴させ、連続フルイニング出場世界記録をストップさせたと見られている。スポーツ紙トラ番記者が言う。
「試合後、自らのエラーで負けているはずなのになぜか表情は明るかった。今まで、周囲が金本に『何も言えない』状態が続いていて、彼自身、孤独を感じていた。それが城島の一言で解き放たれたんでしょう」
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