Photo by GettyImages
金融・投資・マーケット 世界経済 大統領選 週刊現代 アメリカ

実名で超具体的に語る!私はトランプ相場のこの株・投信で儲けました

1000万円以上儲けたツワモノが伝授

トランプ相場の本場、米国にくらべて、日本市場はまだまだ冴えない。だが、今年に入ってすでに大儲けした人はいる。そして彼らはこう口を揃えるのである――まだまだ儲かるぞ、と。そのテクニックを一挙大公開!

三菱ガス化学で3000万円の含み益

米国のマーケットで起こったことは、いずれ日本市場でも起こる――これが今の相場で「勝つ」ための一つの法則だ。

「昨年11月、トランプ氏が大統領選で勝利した直後、株価は一時的に急落しましたが、その後はトランプ大統領の政策が実行されれば米国景気は確実によくなるとマーケットは考え、米国株は急速に反転していきました。

当選直後、最も値上がりした個別銘柄はインフラ投資関連の米キャタピラーで、他には金融規制緩和への期待からゴールドマン・サックスとJPモルガンが値上がりをしていました。米国株の状況を見て、日本でも同じようなことが起こると考え、まずは油圧ショベルでキャタピラーと世界シェアを二分するコマツに注目したんです。

金融に関しては、メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループですね。米国の金融機関(モルガン・スタンレー)を傘下に持っているから、他のメガバンクと比較すると値動きが明らかに異なっていました」(株式ジャーナリストで個人投資家の天海源一郎氏)

Photo by GettyImages

天海氏はトランプ氏当選後、コマツ株を2500円で1万株仕込んだ。昨年12月上旬には2700円を超えたので、いったん売却。200万円の利益を確定させた。

その後、コマツ株は2800円を超えるまで上昇したが、深追いは禁物。年明けに再び2700円まで下落したところを見計らって、再び1万株を購入した。天海氏の狙いはピタリと当たった。

トランプ氏が大統領就任後、1兆ドル規模のインフラ投資を行うことを明言したことを受け、コマツ株は再び上昇していった。3月上旬には2900円を超え、その近辺で売却したので約200万円を手にした。

天海氏は三菱UFJフィナンシャル・グループ株を上昇相場に入った11月に620~640円で5万株購入し、12月中に740円で手放した。約600万円の儲けだ。

天海氏が続ける。

「この2銘柄で約1000万円の利益を上げることができましたが、実はもう1銘柄、まだ売却していない株があり、その含み益が1000万円単位になっているものがあります。

それが三菱ガス化学です。同社の株はいわゆる『バリュー株』で、大きな成長は期待できないけれど、企業の価値と比較すると株価が割安になっている銘柄です。

『バリュー株』に注目したのはトランプ大統領が当選する前、昨年の夏頃なのです。日銀が昨年7月29日にETFの購入枠を3兆3000億円から6兆円に増やすと発表し、株価の上昇が期待されました。

日経平均株価は1万6500円程度から1万7500円程度まで値上がりしていきましたが、その間に買われていたのが、化学や鉄鋼、非鉄金属などの『バリュー株』だったのです」

 

天海氏は三菱ガス化学の株をコツコツと買い集め、8月に1万株、10月にも1万株を購入。トランプ相場で株価上昇に拍車のかかった11月半ばと12月にもそれぞれ1万株ずつ買い増した。

「一度も売っていないので、現在は4万株持っています。平均取得単価は1600円弱で、株価は2350円程度になっているので、いつ売っても大きな利益が出ますね。

今後もバリュー株と米国関連の銘柄で勝負するつもりです。今、注目しているのは、年初来高値を更新中の安川電機とミネベアミツミ、ダイフクです。

安川電機は産業用ロボット世界首位で、ミネベアミツミは極小ベアリングで世界シェアの6割を占める。ダイフクは荷物の保管・搬送システムで世界トップクラスの企業で世界的な物流の拡大に商機ありです。

株価が値下がりしたところを『ラッキー』と考えて買う、というスタンスでいいと思います」(天海氏)