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流行りの「グルテンフリーダイエット」本当にヤセるのか?

小麦をやめたとき、体に起きること

朝はトースト、昼は天ぷらうどん、夜は串カツにビール。気づくと毎食「小麦」を食べている、ということはないだろうか。「小麦をやめる」だけで痩せる、新ダイエット。果たして効果はあるのか?

グルテンフリーダイエットとは?

「若いころのサイズのスーツをまた着られるようになった」

「二日酔いの頭痛がさっぱりなくなった」

「むくみが取れて、顔がひと回り小さくなった」

これらは「グルテンフリーダイエット」の体験者から寄せられた声だ。小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれるタンパク質「グルテン」を食事から抜くことで、血糖値が下がり、ダイエットや老化防止に効果があると流行になっている。

スーパーマーケットにも麦類を使用していない「グルテンフリー」を謳う商品が目立つようになった。各航空会社の機内食にもベジタリアンメニューだけでなく、グルテンフリーメニューが供されている。

火付け役はモデルのミランダ・カーや歌手のマイリー・サイラスなどの海外セレブ。歌手のレディ・ガガは父親の経営するイタリアンレストランに通い詰めて'12年に激太り。減量のためにグルテンフリーダイエットを取り入れた。

また、実家がピザ屋で生来ピザを食べてきたテニス王者のノバク・ジョコビッチがまさかのピザ断ち。グルテンフリーの食事法を実施して、飛躍的に成績が上がったことも話題となった。

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都内の食品会社に勤める守谷勲さん(仮名・51歳)もグルテンフリーを実践している一人だ。

「学生のとき、63kgだった体重は、社会人になってから年々増えて、50歳の節目でついに80kgに到達。でも、中年太りだろうと諦めていました。

そんな折、雑誌でグルテンフリーのことを知り、主食を完全に米に代えてみたんです。朝食はパンをやめておにぎり。昼食にはパスタでなくドライカレーやピラフを選ぶようにしました。

すると、2日目に締まったバナナ形の便が出た。

それまでずっと軟便が当たり前だったので『あれ?』と。2週間後にはウエストが目に見えて細くなり、特に運動もしていないのに2ヵ月後には体重が3kg減、ウエストは6㎝減に。これは間違いないと確信しました。

振り返ってみると、もともと小麦が体質に合っていなかったんだと思います。小学生の頃は偏頭痛持ちで、足もしょっちゅう攣っていたのが、中学生に上がってしばらくすると、すっかり治った、ということがありました。

ずっと不思議に思っていたのですが、小学校の給食はパンで、中学生時代は弁当を持っていくようになった。当たり前のように食べていたけれど、あのパンが原因だったんじゃないか、って」

守谷さんの体重増加と慢性的不調は「小麦」によるものだった可能性が高い。

では小麦を断つ「グルテンフリーダイエット」とはどのような仕組みなのだろうか。