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「ゲス不倫」の裏で、既婚男性×独身女性カップルが急増中?

結婚したくないけど恋愛したい女たち

かつて「不倫」といえば、既婚男性と独身女性の組み合わせが圧倒的に多かった。だがバブルが弾け、リーマンショックを経てという時代の流れの中で、双方既婚のダブル不倫が増えた。ところが昨年の芸能界「ゲス不倫」に始まる騒動によって、既婚男性と独身女性の組み合わせがまたフィーチャーされた感がある。

しかしながら実は一昨年夏あたりから、既婚×独身の組み合わせが、じわじわと増えているような実感はあった。

なぜこの組み合わせが増えたかというと、ひとつには若い女性が同年代の草食男子にうんざりしてきたこと、もうひとつは女性の晩婚化および未婚率の高さが示すように「結婚したくない」女性が増えたこと。結婚したくはないが恋愛はしたいという独身女性にとって、ある意味で既婚男性は都合がいいのだ。

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結婚願望のない女性にとって不倫は好都合

「一緒に住んでいないし、彼の身の回りの世話もする必要がない。結婚していたら、どうしたって家の中のことは女性の負担が増えるでしょう。私は結婚するつもりがないので、彼が既婚でラッキーとすら思っています」

そう話すのは、アキコさん(34歳)だ。外資系の金融関係で働く彼女は、すでにマンションを購入、猫と一緒のひとり暮らしを堪能している。仕事と両立できない恋愛はしたくないとはっきり思ったのが28歳で婚約破棄をしたときだった。

「いざ婚約して結婚後のことをいろいろ話していたら、彼が非常に保守的な家族観をもっていることがわかったんです。子どもができたら親と同居してほしいとか、ふたりめの子ができたら仕事を辞めてほしいとか。

私にしてみたら、何言ってるの?って感じでした。人生なんてどうなるかわからないのに、そんな計画を立てていることにも嫌気がさしたし、そもそも私は同居するつもりなんてないし。

そこからケンカになって、とてもこの人とはやっていけないと婚約破棄。それ以来、結婚願望は一切なくなってしまいました。でもステキな男性と恋はしたかった」

 

30歳のとき仕事関係で知り合った今の彼は10歳年上。既婚であることは最初から知っていたが気が合って、週に一度は食事に行っていた。それが半年ほど続き、どちらからともなく「このまま友だちでいるのはつらい」と吐露しあった。

「一度でいいから彼とベッドをともにしたいと思っていました。彼のほうも同じ気持ちだったようで、お互いにブレーキが利かなかった。実際してみたら、ものすごくよかったんです。そうなったら2度も3度もしたくなりますよね(笑)。

3度目だったかなあ、私がものすごく深く感じちゃって、体の震えが止まらなくなったんです。そのとき彼が『もう離れられない』って。彼も今までのセックスへの概念がぶっ飛んだと言っていました。『男のオーガズムなんて一瞬だと思っていたけど、アキコとだとどこまでも気持ちよさが続くんだ』って。相性がいいんでしょうね」

既存の概念がぶちこわされる感覚こそ、恋愛の最たる楽しさでもある。ふたりは三日にあげず会って抱き合い、語り合った。だが3ヵ月ほどたったころ、彼の妻が疑い始めた。

「彼、素直に言ったんです。『ちょっと疑われてる』って。ああ、この人とは話し合ってやっていけるなあと思いました。それでお互いの生活に支障が出ないよう、少し会うのを控えよう、と。

でも別に決まり事を作っているわけではなく、週に2度会うときもあれば、どちらかの仕事が忙しいときは半月くらい会えないときもあるという感じ。毎日連絡は取り合っているので寂しさはありません。むしろお互いの仕事のこともわかっていて応援しあってがんばっている感じです」

仕事をしたい彼女にとって、彼はかけがえのないパートナーとなっている。彼女が出産を考えたときが、このカップルの岐路になるかもしれないが、今のところアキコさんに出産願望はないと言う。あとは妻にバレないことを祈るばかりだ。