AI ライフ

好きな女優と好きなだけ…AIで実現する僕らの「エロ」未来予想図

英国の博士も断言
週刊現代 プロフィール

値段は格安

では、AIの外見はどうなるのか。

2016年は家電業界で「VR元年」と呼ばれた。VRとは「バーチャル・リアリティ」(仮想現実)。本誌でもお伝えしてきたように、特殊なゴーグルをかけて動画を見ることで、まるで目の前に女優がいるかのような立体的な映像を鑑賞できるシステムだ。

VRは現在でも、スマートフォン(スマホ)と、通販サイト大手アマゾンなどで数百円で売られているゴーグルさえ手に入れれば、格安で体験することができる。

VR動画製作の技術を持つ企業が手掛ける老舗VR動画販売サイトAdult Festa TVの技術担当者は、こう話す。

「AVを立体的に鑑賞するだけのVR動画は、いまや世界中で作られていますが、近日公開予定の日本の最新技術を使ったVRは、一味違います。

これまでのVR作品は、既存のAVと同じように一本の動画を初めから鑑賞するようになっていました。早く挿入シーンが見たいのにフェラチオが続く、といった場合は、早送りするしかなかった。

しかし、最新のVR作品では、展開を選ぶことができるのです」

たとえば、最新のVR作品では、まず3人の女性が目の前に現れる。そのうち、好きな女性を見つめると、VR端末が視線を検知し、その女性が服を脱ぎ始める。

裸になった彼女の唇を見つめると、「フェラしてあげようか?」とフェラチオの場面が始まり、局部を見つめれば、「もう挿れたい?」と挿入シーンが始まるといった具合だ。

 

AIやVR技術に詳しい技術評論家の黒沢なぎさ氏は語る。

「最新技術と言っても地味なものだと思われるかもしれませんが、これはものすごい可能性を秘めた技術です。

ストーリー展開を事細かに設定すれば、女の子を口説いて落とし、好きなプレイで楽しむ恋愛シミュレーションや、女の子を自分好みの身体に調教するプレイも楽しめるでしょう。

シーンの分岐が多くなるので撮影をする女優さんは大変ですが、数年後には『好きなセクシー女優を口説いてホテルに連れ込み、フェラからクンニ、潮吹きまで好きなようにする』といった自分好みのセックスをリアルに経験できる作品が出てくると思います」

では、この技術と、憧れの女優の話し方や姿をコピーしたAIが合体すればどうなるか。

VR技術によって、目の前に現れる、大好きなあの女優。彼女と何度もセックスをするうちに、AIは好みのプレイを学んでいく。望むままに交わり、乱れ、あなたのツボを学んでいくのだ。

そこでは、どんなプレイも自由自在だ。

実際、現在人気を集めているVRエロ動画でも、主流なのは「主観プレイ」。まるで鑑賞者のペニスを女優が頬張り、しごき、とろける膣内に受け入れるかのような、疑似セックスの世界が展開する。

しかも、相手がAIとなれば、心の奥に潜む、あらゆる淫らな願望をぶつけられる。その快楽にのめり込む人が増えることは確実だ。

Photo by iStock

エロがAIを普及させる

『電脳娼婦』などSFと性の領域にまたがる作品を執筆してきた作家の森奈津子氏は、こう話す。

「ビデオデッキはAVによって、パソコンはネット上のエロ画像やエロ動画を見たいという欲求によって、それぞれ普及が加速しました。AIも確実にエロの分野で注目され、それを原動力として普及するでしょう。

AIとのセックスは、とびきりの美女、美少女で、性格もいい自分好みの女性とのセックスが実現しますから、中には『妻はAI』という人も出てくるかもしれない。

ただAIとのセックスが当然のものになるまでには反発もあるでしょう。セックス用AIは猥褻物だという批判も受けるかもしれません。私自身は、かつて禁止されていたヘアヌードが当たり前になったように、AIとのセックスも普及していくと思いますが……」

さて、ここまでの話はすべて「映像の中にいる憧れの女優と会話し、セックスする」技術についてだった。

さらに進んで、こちらから女優に触れたり、女優が自分に触れてくれるような体験を実現することは可能なのか。

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