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芸能人が「クスリとセックス」に溺れるまでの全真相
ザ・芸能界 テレビが映さない真実

跡を絶たない薬物乱用による芸能人の逮捕劇。芸能界はそれほどまでに汚染されているのか。なぜ、どのようにして彼らはクスリにハマっていくのか。そこには知られざる「システム」が存在する。

渋谷と西麻布のバーで

清原和博、ASKA、押尾学、酒井法子、小向美奈子――。

ここ数年、薬物で逮捕された芸能人である(清原は元プロ野球選手だが、引退後メディアに露出していたという意味では広義の芸能人に含んでいいだろう)。

なぜ彼ら、彼女ら、芸能界の人間はクスリに溺れるのか。

 

まず指摘できるのは、彼らは一般人よりもはるかに、日常生活の中でクスリと接する可能性が高いということだ。

「渋谷の一角にかつてバーがあった。目立たないが、芸能事務所関係者、マスコミの人、海外の芸能関係者まで集う知る人ぞ知る店。そこが『買える』ということで有名だったんです」

こう語るのは、芸能関係者のXである。Xは「今からでも2時間もらえれば、すぐにクスリを手に入れてきますよ」と豪語する。

Xは現在は薬物を断っているが、数年前に覚醒剤による逮捕歴がある。現在も芸能界に関わっているため、匿名とする。

「クスリを手に入れることのできるバーはぼくが知っているだけで、現在も都内に5つはある。経営者の方針にもよりますが、自らが売らずに、客同士に取引の場所を貸すパターンが多い。そういう噂のあるバーは、外国人モデルが沢山遊びに来ていて流行っている」

その中の一つ、西麻布のバーでのことだ。

「ある程度人数が集まったら、店を閉めちゃうんですよ。そしてテーブルをぴかぴかに磨いて、クスリ(コカイン)をざーっとテーブルの上に白線のように撒いて、みんなで鼻から吸っていく。その場には、何人も芸能人がいましたよ」

昨年12月に『FRIDAY』で報じられた俳優・成宮寛貴の薬物使用疑惑の写真も、マンションの一室で撮られたとされるものだった。成宮自身が薬物を使用していたか否かは今も定かではないが、こうした都心のクローズドな場所で、密かにクスリは取引され、使用されているのである。

Xは自ら薬物を使用する他、「運び屋」でもあった。芸能事務所の人間、テレビ局員などに毎日のように覚醒剤を運んでいたという。

「カジュアルにつき合おうと思えばできるんですよ。最初は葉巻みたいな感覚。まあ、あったら気持ちがいいよな、程度です。『覚醒剤を常用していると、身も心もボロボロになる』と言いますが、必ずしもそうならない人もいる。15年、20年やりつづけて、中毒にならない人も知っています」

Xもまた「カジュアル」に覚醒剤に手を出した。そして、その量は次第に増えていった。

「ぼくの場合、仕事が忙しいときは、やらなかった。クスリをやると、自分では能率が上がっているつもりでも、実際の作業は遅く、そして雑になる。やりたくなるのは、盆暮れとか、しばらく人に会わなくていいとき。クスリをやって人に会うとばれてしまいますから。

清原さんが、『週に一度、子どもと会った後、寂しくなって覚醒剤を使っていた』という報道がありました。でも、覚醒剤をやったことのあるぼくたちから見ると『来週まで子どもに会わないのだから、クスリを使えると考えたんじゃないか』と勘ぐってしまうんです」