Photo by iStock
ライフ 週刊現代

安倍首相の「云々」を笑えない ずっと勘違いして生きてきました

訃報を「とほう」と読む…爆笑実例集

「そんな馬鹿な……」今の今まで当たり前に使っていた言葉が、実は間違いだったとしたら? なぜ気づかなかったのか、なぜ誰も教えてくれなかったのか。爆笑必至の開かずの扉が今開く。

ケンカ売ってんのか

「今年こそスマホデビューしようと、携帯電話ショップを訪ねたんです。昨年、新機種が出たばかりだから、古いモデルは安くなっているだろうと思って。ところが『ケンカバン売ってますか』と訊いても店員はぽかーん。

『ケンカ?』

『ケンカです』

『あのう、そういった行為はほかのお客様にご迷惑ですので……』」

都内在住の50代男性を困惑させたこのやりとり、原因はお分かりだろうか。男性が欲しかったのはスマホの「廉価版」。「れんか」を「けんか」と誤読し、店員に喧嘩をふっかけていると勘違いされてしまったのだ。

Photo by iStock

「訂正でんでんというご指摘はまったく当たりません」

先月の参院代表質問で、安倍晋三首相が民進党の蓮舫代表の質問に対して仰天の発言をして話題になった。「云々」を「でんでん」と読み違い。国民はまさか、これまでの人生でずっと間違えてきたのかと驚いた。

しかし、ハタから見れば当たり前のことを勘違いしたまま生きてきた、ということは誰にでも一つや二つある。フリーアナウンサーの梶原しげる氏は言う。

「誰しもやりがちな間違いだと思います。書かれていた言葉をうっかりそう読んでしまったのでしょう。かつて麻生(太郎)さんも未曾有を『みぞうゆう』、踏襲を『ふしゅう』と読んでいました。

もちろん我々プロのアナウンサーも、つい思い違いをしていたり、読み間違いをしたりすることがあります」

ならば「でんでん」に負けず劣らずの勘違いがあるはずだと取材を進めていくと、多くの実例が出てきた。ケースごとに分類しながら紹介しよう。

 

ケース①当たり前に使っていた漢字が……

印刷会社の事務として働く雅美さん(30代・仮名)が明かす。

「崇という名前の上司がいます。実は私はこの字を『祟』だと思っていたんです。名簿や書類を作る際も『たたり』と打ち込んで変換して、こんな名前を付けるなんて、とんでもない親だなと不憫に思っていました」

山+宗の崇と、出+示の祟。ワープロ文字だとほとんど区別がつかないため、その上司本人も間違いに気づかなかったという。

「得意先の方が、ゴルフコンペで優勝したので、『さすが、ゲンジンはだしですね』と持ち上げた。『もしかして玄人はだし?』と呆れられました」(メーカー・40代男性)

「上司が『カイヤを叫ぶ』という表現をしょっちゅう使うのですが『快哉ですよね』と指摘したくて仕方がない。でも、あまりに堂々と話しているので、言い出せなくて。たしかにカイヤ(川崎麻世の妻)は叫びそうだけど」(銀行員・40代男性)

「取引相手に電話で『ソフの資料見てもらえましたか』と尋ねたところ、『祖父の資料ですか!?』と驚かれて、話が嚙み合わない。隣席の同僚が教えてくれて、ようやく『添付』と読むのだと気づいたんです。未だに〝おじいちゃんっ子〟とからかわれています」(商社・30代女性)