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北朝鮮

異母弟・金正恩の刺客に暗殺された金正男の「哀しき末路」

妻や子供と別居状態、経済的にも困窮

北の女スパイが毒針を打ち殺害

昨日夜、突如として金正恩の異母兄・金正男(46)が暗殺されたという報道が飛び込んできた。このニュースは韓国の大手日刊紙・朝鮮日報傘下の「テレビ朝鮮」の特ダネであり、現在までのニュースソースはほぼ「テレビ朝鮮」の報道である。とりあえず韓国現地での報道をまとめてみた。

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北朝鮮の二代目指導者・金正日(2011年に死亡)の長男・金正男が13日午前9時、マレーシアのクアラルンプール空港で2人組の女性に毒針を打たれて殺害された。殺害実行犯の女性らはタクシーで逃走。マレーシア警察当局は女性らを北朝鮮の暗殺要員と見て追跡中である。

金正男は、金正日の最初の妻が生んだ息子(長男)で、金正恩の異母兄に当たる人物。2001年にドミニカ共和国の偽造旅券で日本に入国を試みたが、発覚して逮捕され、マカオに追放されたことでも知られている。

 

一時は金正日の後継者とも言われていたが、金正恩が権力を握ってからは北朝鮮に戻れぬまま、海外を転々としていた。最近は愛人のいるシンガポールと住居のあるマレーシアを行き来していたという。最初の妻や2番目の妻、息子や娘とは別居状態だった。

2010年、金正男はテレビ朝日のインタビューに応じ「政権世襲には反対する」と述べており、息子の金ハンソルも2012年にフィンランド公営放送のインタビューで、叔父の金正恩を「独裁者」と表現するなど、金正恩にとっては目障りな存在であった。