星野源『恋』特設サイトより
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星野源「爆発的人気」の正体〜『逃げ恥』前後でもブレない二面性

サブカル批判の雄が徹底考察!

不細工なのになぜモテる?

以前からサブカル女子、文化系女子の間では根強い人気があった星野源氏。TBSのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』及び、エンディング・テーマ『恋』のヒットによって、その人気は限られたコミュニティから全国的なものに広がったかのように思えます。

それにしても、元々は音楽マニア受けのするミュージシャンだった星野源氏の現在の爆発的な人気とは、いったいどこから来たものなのでしょう? 私なりに彼の色々な側面を考察し、それなりの結論を提示していけたらなと思います。

男性が彼について語る時、言われがちなのが「あんな不細工のどこがいいんだか」という言葉です。他にも「オタクくさくてキモい。」だとか、「絶対性格が悪い。」だとか、なかなか肯定的な意見がでてくることはありません。

なぜ、同性に彼の対して否定的な意見の人が多いのでしょうか?

photo by Wikipedia

まず、単純に星野氏のルックスが「男性が考える」イケメンでないというのがあると思います。自分たちに比べて、さして容姿が優れているわけではない。なんだったら、自分のほうがいけているという風に考える人もいるかもしれません。

容姿だけではありません。一般的にルックス以外で男性が同性を好意的に評価するポイントとしては「男らしさ」というものがあります。力強さ、ワイルドさ、たくましさ、不良性、そういったものです。

確かに星野氏のパブリック・イメージの中にはそういったわかりやすい「男らしさ」みたいなものはありません。今まで俳優として演じてきた役柄のイメージもあいまって、ひ弱な草食系というのが、氏に対する一般的なイメージではないでしょうか。それは一般的な男性にとって良いイメージではない、もっと言えば下に見がちなものです。

 

一方、不良性的なものを毛嫌いするような文化系、オタク的な男性からしても、氏のイメージはあまりよくないようです。彼らにとって親和性が高そうな星野氏に対する反感はどこからくるのでしょう?

それは、氏が現実にはモテているのに、いつまでも童貞のようなボンクラなイメージでいるのが欺瞞に思えるというのがあるのではないでしょうか。つまり、搾取されているように思えるのでしょう。

ここまで彼に対する同性からの悪評を書いてきましたが、何か気付いたことはないでしょうか? そう、何かに似ていますよね。

それは男性が女性アイドルに夢中になっている時に、女性から発せられることが多い言葉、男性に人気のある女性 アイドルに対して同性から発せられることが多くみられる言葉です。

最近の女性アイドルブーム以降、女性アイドルを好む女性も増えてきてはいますが、まだまだ女性アイドルに対して風当たりの強い同性というのは多いものです。

彼女たちは言います。「たいして、かわいくないくせに」「全然、綺麗じゃない」「かわいこぶってる」「性格が悪い」等々。それらが当たっているかどうかは個別のケースによって違うとは思いますが、一般的に男性は女性のこのような発言を嫉妬からくるものと捉えがちです。

これを単純に嫉妬と捉えるのは少し違うでしょう。彼女たちは彼女たちの価値観では受け入れられないものが、異性に受け入れられることについて非常に理不尽なものを感じているから、こういう発言をしているわけで、彼女たちの価値観にそった人物が異性に人気だった場合は好意的に捉えるでしょう。単にモテてるから嫉妬しているとか、そういう話でもないのです。