〔PHOTO〕gettyimages
AI アメリカ

世界初の「自動運転」死亡事故、メーカーが「お咎めなし」の理由

安全面の課題はいまだ山積みだが…

先駆的な「自動運転」による世界初の死亡事故に対し、メーカーには「お咎めなし」の裁定が下された。

昨年5月、米テスラ・モーターズの「オートパイロット」が関与したドライバー死亡事故に対し、米国の行政機関がこのほど「製品に欠陥はなかった」とする調査結果を発表した。

が、同調査からは、この種の「(半)自動運転」機能に混乱するドライバーの様子など、深刻な問題も浮かび上がってくる。

〔PHOTO〕gettyimages

オートパイロットとは何か

オートパイロットは米国の電気自動車メーカー「テスラ・モーターズ(以下、テスラ)」が、2015年10月にリリースした(公式には)「運転支援機能」の一種だ(日本でも利用可能)。

従来の運転支援機能に含まれる「自動ブレーキ」や「車線キープ」などに加え、「前方車両の追い越し」なども自動でできるため、テスラはこれを事実上の「(半)自動運転」機能として売り込んでいた節がある。それは、まさしく「オートパイロット(自動運転)」という呼称からも窺える。

このためテスラ・ユーザー(ドライバー)の中には、オートパイロットにクルマの運転を丸投げして、自分は運転席でビデオゲームやDVD視聴などに耽る人も出てきた。

テスラはあらかじめユーザーに対し「オートパイロット使用中は、必ず両手を軽くハンドルにかけ(いつでも運転できる態勢を整え)ておいてください」と断っていたが、そうした使用ルールを無視するドライバーも少なくなかった。

 

彼らが、自ら車中でビデオ撮影した「手放し運転」の様子などをユーチューブ上で公開したため、オートパイロットの使用実態に対する懸念が早くから高まっていた。

参照)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46058

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら