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NHK籾井会長が任期満了直前で見せた「哀愁の粘り腰」
「僕が続投という声はないんですか?」

消去法で選ばれた「籾井後任」

来月任期切れを迎える籾井勝人NHK(日本放送協会)会長の後任候補として、元三菱商事副社長で、NHK常勤経営委員を務める上田良一氏を起用する人事案が急浮上。早ければ、本稿が掲載されるのと同じ12月6日に開催される経営委員会で選任される見通しになっている。

現役の記者たちに取材したところ、上田氏起用案は、続投に拘る籾井氏に引導を渡すのに手間取り、足りなくなった時間の中での「消去法的な選択」(全国紙記者)で、「急転直下、白羽の矢が立った」(ブロック紙記者)ものという。

財界出身の歴代NHK会長と違って、上田氏には大企業の社長経験がないため、「NHK会長の格を備えていない」(放送記者)とシニカルな見方もある。

しかし、上田氏は三菱商事で最高財務責任者(CFO)職を務めた実績を持つ。NHKには、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、渋谷の放送センター建て替え、4K・8K(次世代放送)への対応と大型投資を伴う懸案が山積だ。

 その原資は、われわれ視聴者が負担する受信料だけに、上田氏には商社マン時代に鍛えた眼を活かして効率的な投資を行い、近い将来、放送の充実と今回は幻に終わった受信料還元を両立してほしいものである。

撮影:編集部
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