Photo by gettyimages
国際・外交 アメリカ
トランプが愛読したもう一つの「聖書」〜金持ちのための政治実現へ
政府の規制なんて取っ払ってしまえ

圧倒的にタカ派ばかり

来年1月20日に発足するドナルド米政権の陣容が、徐々に明らかになってきた――。

次期副大統領のマイク・ペンス=インディアナ州知事(57歳)以下、ホワイトハウスの事実上のナンバー2である大統領首席補佐官にラインス・プリーバス共和党全国委員長(44)、大統領上席顧問・首席戦略官にスティーブ・バノン=ネットニュース会社ブライトバート・ニュース会長(62)、大統領補佐官(国家安全保障担当)にマイケル・フリン元国防情報局(DIA)長官(57)、大統領補佐官(コミュニケーション担当)にケリーアン・コンウェイ共和党世論調査担当ストラテジスト(49・※)、そして米中央情報局(CIA)長官にマイク・ポンペオ下院議員(カンザス州選出・52)らである。尚、※印は女性。

主要閣僚(級)で確定したのは、以下の通り。司法長官にジェフ・セッションズ上院議員(アラバマ州選出・69)、財務長官にスティーブン・ムニューチン元ゴールドマン・サックス共同会長(53)、教育長官にベッツィー・デボス米国児童連盟会長(58・※)、国連大使にニッキー・ヘイリー=サウスカロライナ州知事(44・※)。

そして注目の国務長官だが、ルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長(72)か、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(69)のいずれかが指名される。

〔PHOTO〕gettyimages

国防長官はジェームズ・マティス元中央軍司令官(退役海兵隊大将・66)が当確。商務長官がウィルバー・ロス=ジャパン・ソサエティー会長(79)が確定的である。米通商代表部(USTR)代表は、ダン・デミコ前鉄鋼大手ヌーコアCEO(66)が確実だ。

その他の主要閣僚及びホワイトハウスの人事は、ドナルド・トランプ次期大統領が娘婿のジャレッド・クシュナー氏(35)、フリン次期大統領補佐官らと今週末マイアミの別荘に篭って決定するという。

 

これまでに判明した新政権のラインアップから分かることは、トランプ氏自身の強い個性とその保守的な考えの持ち主を反映した人材が主要ポストを占めるということである。

外交・安保政策は極めてタカ派色が強く、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関しても反対派で知られる人物が多い。その上、人種差別的な発言が目立つ人が少なくない。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら