大統領選 韓国
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まさか一週間でここまで変わるとは…

いよいよ米大統領戦目前である。選挙は州ごとに東海岸から西海岸へと行われるが、東海岸では、日本時間11月9日(水)午前8時から開票が始まる。

先週に引き続き米大統領選の話であるが、先週の段階ではクリントン氏のメール問題の影響がまだハッキリしていなかった。しかし、先週の記事の執筆時に比べて、かなりクリントン氏へのダメージがあったようだ。

過去2回の大統領選において、州別予測99%的中のネイト・レーダー氏(http://projects.fivethirtyeight.com/2016-election-forecast/)によれば、クリントン氏の当選確率は80%以上だった。しかし、その後のメール問題で、クリントン氏の当選確率は60%前半まで急落した。その急落スピードはこれまでにないものだった。

本稿執筆時、クリントン氏の当選確率は60%台前半であり、依然としてトランプ氏より高いが、ちょっと予断を許さない状況になっている(下図参照)。

もっとも、この一両日にはクリントン氏の当選確率は下げ止まっている。このあたりの事情は一体どうなっているのだろうか。

米大統領選は、全米で投票して多くの投票数を得た者が当選するのではなく、各州で投票票し、その州で投票が多かった者が州の選挙人すべてを獲得する方法である。このため、全米全体での支持率はあまり意味がない。

 

しかも、全米対象というものの、どのような地域で行われたものなのかもわからず、少ないサンプル数で行われた世論調査もある。こうした世論調査でどっちが勝つという予測をしても、さほどの意味はない。問題なのは、各州をどちらの候補がとるかである。

本稿執筆時において、各種世論調査を総合したサイト「REALCLEARPOLITICS」(http://www.realclearpolitics.com/)によれば、全米選挙人538人中、クリントン氏は216人を固めているが、トランプ氏は164人だ。当選のためには270人が必要である。

クリントン氏とトランプ氏の支持率の差が5%より小さいものを、"Toss Up"(コインを投げるときに、表か裏かは五分五分。つまり、接戦州ということ)として、それ以外は両陣営のどちらかが固めた州として、獲得する各州の選挙人を合計している。

接戦州は、Florida (29)、Ohio (18)、Michigan (16)、Pennsylvania (20)、New Hampshire (4)、Maine CD2 (1)、Maine (2)、North Carolina (15)、Georgia (16)、Colorado (9)、Nevada (6)、Arizona (11)、New Mexico (5)、Iowa (6)の各州(かっこ内は選挙人数)である。

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