政治政策 国際・外交
三笠宮さま逝去で迫られる、安倍首相「孤高の決断」
解散は11月か、2月か…

重要な予定を次々キャンセル

10月27日午前、三笠宮崇仁親王(100歳)が心不全で亡くなられたことは、政治・外交日程に大きな影響を与えている。

フィリピンのドゥテルテ大統領は同日午後、皇居を訪れて天皇・皇后両陛下と会談する予定だったが、当然の訃報でキャンセルとなり、同日夕、急きょ羽田空港から大統領専用機で帰国した。

天皇・皇后両陛下は11月4日に執り行われる故三笠宮の本葬「斂葬の儀」を含めて同日から7日間、喪に服する(御服喪)。このため、11月1~5日に実務訪問賓客として来日するミャンマーの事実上の最高指導者、アウン・サン・スー・チー国家顧問・外相も天皇表敬が見送りとなった。

ところが、プロトコール(外交儀礼)でワンランク上の公式実務訪問賓客(公賓)として6~9日に来日するカザフスタンのナザルバエフ大統領は、両陛下の喪が明けているので、皇居でのお茶会が設営されている。

一方、政治日程にも影響があった。安倍晋三首相が次期衆院選の争点に想定しているTPP(環太平洋パートナーシップ協定)承認案・関連法案を巡る国会運営についての日程が一転、二転したのだ。

首相官邸は当初、10月28日午前に衆院TPP特別委員会(塩谷立委員長)で野党欠席・与党のみの採決、そして同日午後の衆院本会議で賛成多数可決・通過させて参院へ送る月内の強行決着を図る予定であった。

ところが、民進党など野党は山本有二農水相の「強行採決」発言によって態度を硬化、審議拒否など全面対決に打って出たため、大島理森衆院議長が調停に乗り出してTPP特別委員会の集中審議が再開・正常化した。

〔PHOTO〕gettyimages
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