お友達との雑談でひらめく「独裁者」菅首相
やっぱり、左翼の運動家に
「民主主義のルール」を守れと言っても無理か

菅首相は思いつきで物事を決めすぎる。〔PHOTO〕gettyimages

 浜岡原発の稼働が全面的に停止した。この結果を受けて、マスコミ各社が週末に世論調査を行った。

 菅首相の狙いと違って、共同通信や読売新聞の調査では、内閣支持率はさほど上がっていない。それぞれ、28.1%(26.8%)、30%(31%)で、不支持率は、それぞれ、57.4%(58.7%)、60%(56%)である(カッコ内は前回)。読売の調査では、むしろ下がっている。一方、朝日新聞や毎日新聞の調査では、支持率・不支持率は、それぞれ26.51%(21.60%)、27.54%(22.54%)で、前回比で5%も上昇している(カッコ内は前回)。

浜岡原発全面停止は評価するが、首相は評価しない

 浜岡原発全面停止の決定については、評価する傾向が強い。共同、読売、朝日、毎日で、それぞれ、67.2%(29.7%)、68%(25%)、62%(23%)、66%(25%)となっている(カッコ内は「評価しない」)。

 また、菅首相の退陣時期については、たとえば共同通信の調査では、「直ちに」と「年内」の合計が43.2%と、「12年9月の民主党代表の任期切れまで」の30.6%や「13年8月の衆議院議員任期満了まで」の12.8%よりも多い。この傾向は、他社の調査でも、ほぼ同様である。

 これらの世論調査の結果をまとめてみると、浜岡原発全面停止の決定は評価するものの、その決定のみで菅首相のリーダーシップの欠如を挽回できるわけではなく、依然として国民の不信感は強い。できれば、なるべく早く退陣してもらいたいというのが、国民の率直な気持ちであろう。

 大震災からもう2ヵ月が経った。しかし、復興のための施策の実行は、遅々として進まず、現地からは不満の声があがっている。しかも、福島第一原発事故の収束が見えない。一号機では、炉心のメルトダウンが起こっていたことが判明した。そのことは本当に、この時点まで分かっていなかったのか。枝野官房長は、メルトダウンはありえないと明言していたのではないか。

 私が繰り返し要求しているように、情報公開を徹底すべきである。政府が情報を隠匿しているのではないかと国民が思うようならば、その政府による危機管理は失敗する。

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