格差・貧困

つくられる「シロウト愛人」 〜「パパ活」の知られざる実態を明かす

交際クラブが満たす男女のニーズ
[photo]istock

「パパ活」とは現代の援交なのか

「パパ活」の実態についてコメントを下さい、と複数の週刊誌から先月たて続けに依頼をもらった。要は交際クラブに登録してお小遣い稼ぎをしながらオトコの人と「付き合う」女性が増えているんですけど、これはまた売春のカジュアル化ですよね? さらに言えば女性の貧困問題や格差問題も絡んでいますよね? という話である。

筋が通っていなくはない。収入がおぼつかない女性、条件の良い働き口が見つからない女性が、交際クラブでお金持ちの男性と知り合って、食事とセックスを「楽しみ」、税務申告のいらない「お小遣い」をもらう。

女性が富裕していればそんな現象はあまり見られないだろうし、低収入男性と結婚を狙うより高収入男性と不倫した方が経済的に自分を救うという格差問題がなければ交際クラブよりも婚活に勤しんだほうがいいわけだから。さらにその額が、バブル時代の愛人契約のイメージからかけ離れた額だということも、読者を驚かせているようだ。

コトバが実質を作り出すという話は社会学では定石だが、若い女性の売春も例に漏れず、援助交際、神待ち少女、ワリキリなどなど色々なコトバが与えられ、そのたびに多くのルポライターの手により話題にされてきた。

当然その売春内格差というのも存在するので、身体の値段に開きはあれど、援助交際をしていた女子高生が出会い系でワリキリをしたり交際クラブでパパ活していると思えば、同じ人を指して時代に流行る呼び名で遊んでいるだけと言えなくもない。

言えなくもないのだが、そう言ってしまえば身も蓋もないので、少し「パパ活」の実態を覗いてみようと思う。

何がウケているのか、何がねじれているのか。私は概要とコトバのユニークさよりも、その細部にこそ本質があると信じている。

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