週刊現代
2020年東京五輪、日本の金メダル獲得数は史上最多「36個」だ!
4年後の夏はもっともっとアツくなる
〔PHOTO〕gettyimages

「内村以上」の天才高校生

「体操に限らず、柔道、水泳など日本の軸となる競技を中心に東京五輪はメダルラッシュになるんじゃないですか。リオ五輪でのメダル増は、その兆候でしょう」

ソウル五輪、バルセロナ五輪の男子体操で計4つのメダルを獲得した池谷幸雄氏が力説する。

リオ五輪では、内村航平が大車輪の活躍だった。団体で6種目すべてに出場し、個人総合でもロンドン五輪に続き、2連覇を達成。種目別の跳馬で銅メダルを獲得した19歳の白井健三も台頭してきた。池谷氏が4年後を占う。

「実は、東京五輪で体操の団体のルールが変わります。今回は1チーム5人で、6種目を5人の中の3人が演技して得点を競いました。だから内村のように全6種目に出る選手もいれば、白井のように2種目しか出ない選手もいた。でも東京では、1チーム4人に減るので、1人が取り組む種目数は必然的に増える。白井は床と跳馬で圧倒的な力を持っていますが、もうひとつ得意種目を作る必要があります。

今年27歳の内村が東京を目指すにしても、今回のように全種目に出るのは年齢的にも難しい。でも、将来有望な選手はたくさんいます」

絶対的エースの後釜に名乗りを上げるのは誰か。団体でつり輪以外の5種目に出場した加藤凌平のほか、高校生に目を向けると、その候補者が出てくる。池谷氏が続ける。

「市立船橋高3年の湯浅賢哉選手が、その一人です。2年前に中国・南京で行われたユース五輪の鉄棒で優勝しましたが、もともとオールラウンダータイプ。現時点での才能は、高校時代の内村より上です。日本の育成の基本はもともと、オールラウンダーを育てることで、白井のようなスペシャリストはむしろ珍しい。そういう観点からしても、湯浅は次の東京で期待できます」