弱小ホークスをリーグ2連覇に導いた王監督の人間力「王さんがわれわれの負け癖を払拭してくれました」
島地勝彦×小久保裕紀 【第3回】

撮影:立木義浩

第2回【 ダイエーで胸に刻んだ中内オーナーの口癖

シマジ では今日はなにを飲みましょうかね。そうだ、トマーチン1976年、34年ものにしましょう。

セオ どうして1976年ものを選んだんですか。

シマジ 小久保監督はたしか1971年生まれですよね。

小久保 はい、そうです。1971年10月8日です。

立木 オオムラ某から聞いてきた情報だな。

シマジ バレたか。つまり76年は、小久保監督がまだ5歳で幼稚園を転園してきた年ですよね。

小久保 そうですね。幼稚園が代わっていじめられていたころでした。

シマジ このトマーチンはちょうどそのころ樽に詰められて熟成がはじまったのです。新しい幼稚園で悪ガキにいじめられる息子の姿をみて、お母さんが野球をするように説得しなかったら、いまの小久保監督は存在しなかったと先ほど仰っていましたよね。人間万事塞翁が馬です。

では、5歳のときの小久保少年の転園を祝して乾杯しましょう。

小久保 スランジバー!

ヒノ 小久保さん、「スランジバー」をどこで習ったんですか?

小久保 先日塩沼大阿闍梨とここへお邪魔したとき、シマジさんに教わったんです。

シマジ しかも小久保監督の偉いところは、そのときメモをとっていましたよね。

小久保 はい。じつはぼくはメモ魔なんです。

シマジ ではもう一度全員でスランジバー!

全員 スランジバー!