女性は要注意!「更年期障害」の大誤解~だから何人もの医師を渡り歩いても治らない
ダマされる前に知っておきたい
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「うつ病ですね」と言う医者

東京都に住む古川好子さん(60代・仮名)はかつて、更年期障害に苦しんでいた。自身の体験をこう振り返る。

「50代の後半に入ったあたりから、何をするにも疲れやすくなり、更年期を意識し始めました。イライラして夫にすぐ嫌味を言うようになり、夫婦関係は最悪でした。

パートで図書館の司書をしているのですが、そこでもじっと座り続けていられないような不安な気持ちが襲ってきて、日々の仕事を全うするのにも苦労しました」

この女性は様々な症状が複合的に襲ってきたことに不安になり、産婦人科を受診した。

「最初は更年期障害だろうと思い、総合病院に行って男性の産婦人科医に診てもらいました。症状を告げると、『うつ病の可能性が高いですね。精神科にかかってください』とあっさり言われてしまったのです。うつ病なんて思いも寄らなかったので、すごくショックでした。セカンドオピニオンを求めて、急いで別の医院に行きました。

次の医院の医師は5分くらい私の話を聞くとすぐに『産婦人科の先生が本当に精神科にかかってくださいと言ったんですか?』と訝しがってきました。やはり更年期を疑っているようでしたが、私は専門家じゃないし答えられません。症状を告げたら『まあ、更年期の症状でも抗うつ剤を使うことも多いので』と、ジェイゾロフトという抗うつ剤を処方されました」

たらいまわしにされた挙げ句、患者が不安になるような曖昧な診断をされる—さらに、女性は薬にも苦しめられた。