東京五輪で野球復活、思い出されるのはあの「死闘」だ
今度こそセンターポールに日の丸を
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東京五輪で野球復活

リオデジャネイロで行われた国際オリンピック委員会総会で一括提案されていた野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目の採用が承認されました。野球・ソフトボールは、2008年北京大会以来の復活になります。

この報を受けて、頭に浮かんだのが復活に向けてのロビー活動で骨を折っていた鈴木義信全日本野球協会副会長のことです。

鈴木さんは1988年のソウル五輪で日本代表の指揮を執り、銀メダルを獲得しました。まだ野球は公開競技の時代とはいえ、社会人の精鋭たちを中心にした日本代表はプロと比較しても遜色ない力を持っていました。

主な主力メンバーを紹介しましょう。

ピッチャー=潮崎哲也(松下電器)、渡辺智男(NTT四国)、鈴木哲(熊谷組)、石井丈裕(プリンスホテル)、野茂英雄(新日本製鐡堺)。

捕手=古田敦也(トヨタ自動車)。

内野手=米崎薫(日本生命)、野村謙二郎(駒澤大)、大森剛(慶應大)、小川博文(プリンスホテル)。

外野手=中島輝士(プリンスホテル)、前田誠(東芝)、笘篠賢治(中央大)。

実に20人のメンバーのうち、13人がプロに進みました。野茂さんと古田さんは若くして野球殿堂入りを果たしています。

名球会には先の2人に加え、野村さんも名を連ねています。その他にも、多くの選手たちがプロで活躍しました。