あなたの人生を不幸にする「がん手術」一覧〜悲痛な後遺症の実態
即手術が正解とは限らない
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現代医療界では巨大な医療・製薬マネーが動き、無駄な投薬や危ない手術が横行している。医者の言いなりになって、人生の楽しみを失わないためには、どう身を守るべきか?

生活が「不安」に支配される

「'02年に胃がんが見つかり、胃の全摘、食道の半分を摘出する手術を受けました。食道と腸を結合し、腸の一部を胃の代わりにするという手術です。術後、最初に戸惑ったのは、食生活がガラッと変わったということです。

胃がないので、一度にたくさんのものを食べられない。とくにそうめんやパン、ピザなどは要注意です。量を気をつけないとお腹の中で水分を吸収してふくらんでしまう。慣れるまでは昔の食べ方をしてしまい、食後に横にならないと苦しくて立っていられないこともありました」

こう語るのは元チェッカーズのメンバーの高杢禎彦氏。高杢氏は手術をすることで一命を取りとめ、10年以上再発もなく暮らしてきた。その意味で手術は成功だったと言えるだろうが、食事という人生の大切な部分の変化を余儀なくされた。

「食事と食事のあいだの時間が空いてしまうと、食道と腸の結合部分が収縮して、水を飲むのも大変になる。だから日に5~6度くらいに分けて、ゆっくりとよく噛んで食事をしています。

ダンピング症候群にも気を付けなくてはいけない。胃がないので食べ物が一気に小腸に流れ込み、血糖値が急激に上がる。するとインスリンが大量に分泌され、今度は逆に血糖値が急激に下がって、極度の貧血状態になるんです。

ですからチョコレートや飴を常備して、低血糖を防ぐようにしています」(高杢氏)

胃を全摘した場合、術後生活にはどのような後遺症が待ちうけているのだろうか。北海道大学病院医学研究科の特任教授、西原広史氏が解説する。