小池新都知事がさっそく直面する「自民党都連との対立」どう臨むのが正解か?~二つの選択肢をここに示そう
【PHOTO】gettyimages

ゴジラと都知事選

都知事選は小池百合子氏が圧勝した。予想どおり、投票終了と同時に当確速報が出る圧勝だった。得票数は以下の通りだ。

小池百合子 291万2628
増田寛也  179万3453
鳥越俊太郎 134万6103

実は、期日前投票の出口調査でも小池氏は圧倒的だった。勝因は、事前準備(政治と政策)を怠らなかったことと、自民分裂騒動を味方につけ無党派まで取り込んだことだ。

期日前投票は組織が有利であるにもかかわらず、組織支持のない小池氏が圧勝だったのだから、選挙結果は見えていた。しかも、今回の期日前投票者数は170万人と前回より70万人以上も多くなっており、有権者数の15.2%にも上っていた。期日前投票を含めた投票率は59.1%なので、4分の1が期日前投票だったわけだ。

小池氏は自公の組織応援なしで戦ったが、自民支持層や浮動層から圧倒的な支持を集めて、初の女性都知事になった。イギリス首相はメイ氏、アメリカ大統領選挙でもクリントン氏が有力候補と女性パワーが世界を席巻している。ついに、日本でも首都・東京に女性都知事が誕生した。世界の流れを汲んでいるともいえよう。

増田氏は自公の組織力を生かしたが、知名度不足を挽回できなかった。鳥越俊太郎氏は、民進、共産の統一候補だったが、タマが悪すぎた。話すことは憲法など国政のことばかりで、都政への言及が少なく、街頭演説や討論会の参加も少なかった。そのうえ自身のスキャンダルへの説明もなかった。これでは、ジャーナリストはできても都知事はできない。

余談だが、7月29日、映画「シン・ゴジラ」が公開された。その中で、余貴美子が演じる防衛大臣は、防衛大臣当時の小池氏を彷彿させた。

なお、この映画は(ゴジラ以外は)かなりリアリティがある。官邸内の会議の様子が多いが、官僚出身の筆者から見ても、会議室の状況などはかなりホンモノと似ている。映画のクレジットで、内閣の防災担当が協力しているとあったので、なるほどと思った。

さらに言うと、現代ビジネスに掲載された同映画についてのコラム「東京中を破壊するゴジラが、いつも素通りする場所とは? 「シン・ゴジラ」が暗示する日本のあやうさ」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49324)では、この映画は2011年の原発事故が下書きになっていると指摘しているが、私は違うと思う。1954年の初代ゴジラと1984年のゴジラ(米ソが対ゴジラに核兵器を使うことを提案するなど、類似点が多い)がベースであろう。

特に、国連常任理事会の動きを描いたシーンは、1984年のゴジラとそっくりだ。皇居については、これまでのゴジラシリーズでも皇居には敬意を払って壊していない(左派は壊せというのか(笑))。

閑話休題。いずれにしても、小池氏の圧勝であったが、今後の都政で期待することと直面する課題は何か。

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