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「ARM社買収」よりも先に、ソフトバンクがまず手をつけるべき重大なこと
〔PHOTO〕gettyimages

八方ふさがり?

先週初め(7月19日)、「PokemonGO」の世界的な人気に沸いた東京株式市場で、ソフトバンクグループ株が独歩安に陥った。この日の同社株の終値は、前週末比10%安。前日のニューヨーク市場で「再建が遠のく」と売り物を浴びた同グループ傘下の米スプリントが付けた下落幅(5%安)を上回る大きな下げとなったのである。

原因は、ソフトバンクが、英国の半導体設計会社「アーム・ホールディングス」を日本企業のM&Aとしては過去最大の3.3兆円で買収すると発表したことだ。これが、すでに借金漬けのソフトバンクの財務体質を一段と悪化させると、株式市場が嫌気したという。

借金を雪だるまのように膨らませていく孫正義社長の経営拡大戦略について、かつて「価格破壊」を唱えて一代で小売日本一の企業を築きながら、借入枠を拡大し続けるために新店舗の出店を繰り返す無謀な戦略にピリオドを打つことができず、破たんへの道を歩んだダイエーの創業者、中内功氏を彷彿させるという声も、よく聞くようになってきた。

本当に、ソフトバンクはそこまで八方塞がりなのだろうか。今回は、孫社長に残された生き残りの道を探ってみよう。

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