環境・エネルギー 雑誌
ゼロからわかる「EV(電気自動車)」の魅力~アメリカ人が大絶賛するポイントとは?
このふしぎな乗り物が「未来」だ
4月27日時点で約40万台の予約が入っているテスラのモデル3。アメリカでの価格は3万5000ドル(約392万円)。かなりがんばった値つけになった。生産開始は'17年末予定

テスラ3の登場で、ますます注目されるEV。でもコンベンショナルなクルマになじんだ我々にとって、いまだにEVは不思議な乗り物だ。そこでEVに抱く疑問を国沢氏に聞いてみた。

EVって実際走れる距離はどのくらいですか?
また、夏と冬では走れる距離が違うのですか?

こらもう簡単です。電気自動車の航続距離表示は、実燃費と乖離している我が国のJC08モードと同じ測り方をしている。

例えば燃料タンク容量50Lで30km/L走る車種の航続距離の表示をするなら、30×50の1500kmということ。実際そんな走らないワな。ただアメリカで公表されている燃費や航続距離は極めて実力に近い。

参考までに日本じゃ航続距離280kmと表示されるリーフの場合、アメリカだと182km。この数字、実力にかぎりなく近い。他の電気自動車もJC08表示の65%くらいをイメージしておけば間違いないと思う。

また、エアコン使わなければ夏の航続距離大差なし。寒い時期のみヒーター使わなくても10%くらい落ちる。

EVはエアコンをONにすると電費がガクンと落ちると聞きましたが、どのくらい落ちますか?

意外なことにエアコンの効率、けっこういい。外気温30度くらいまでなら航続距離にして5%程度落ちるのみ。ヒーターは「どうやって室内を暖めるか」で大きく違ってくる。

マイナー後のリーフに採用されている「ヒートポンプ式」だと10~15%低くなり、旧式の「お湯を沸かして暖房」タイプなら20~30%悪くなる。

私の場合、暑さに弱いという基本スペック持つので、エアコンは全く気にせず使い、寒さについちゃ可能な限り頑張ってます。

ただ最近はシートヒーターやステアリングヒーターなど付いているため、外気温4~5度までならヒーター使わないでイケちゃいます。