ブルーバックス

作って動かしてしくみがわかる!「Raspberry Pi」で学ぶ電子工作

『カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作』
金丸 隆志

電子工作をRaspberry Pi上で学ぼう

Raspberry Piはプログラミングの教育に適した小型コンピュータとして2012年に誕生しました。モーターや発光ダイオードなどの電子工作用のパーツを直接つないで制御できるという特徴もあるため、Raspberry Piは多くの電子工作ファンに愛用されるようになりました。この電子工作をRaspberry Pi上で学ぼう、というのが本書の目的です。

モーターや発光ダイオードだけではなく、スイッチ、センサ、カメラなどをプログラミングにより制御します。その際、ただ回路を動かすことを目指すのではなく、「なぜその回路で目的が達成できるのか」という原理の解説にも重点を置きました。

さらに、Raspberry Piはインターネットに接続してサーバーとなることも得意としています。

この機能を用いて、スマートフォンやタブレット(Android/iOS/Windows)、通常のPC(Windows/OS X)からRaspberry Pi上の回路を制御することを実現します。そしてそれを利用し、スマートフォンやPCからラジコンのように操作可能な模型を作成します。

Linux系OSを用いてコンピュータを楽しもう

Raspberry Piでは多くの場合OSとしてLinux(リナックス)ベースのものが用いられます。本書ではこれをLinux系OSと呼びます。Androidスマートフォンの核(カーネル)の部分や一部の家電にLinuxが使われていると聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

そのため、Raspberry Piで電子工作を学ぶということは、Linux系OSの利用法を学ぶということも意味します。普段使っているOSはWindowsかOS Xで、Linux系OSの利用は初めて、という方も多いと思いますが、普段と異なるコンピュータ体験を楽しみながら学習を進めていきましょう。

ここまでに登場した「電子工作」、「プログラミング」、「Linux系OS」が未体験、という方でも大きなトラブルに陥らないためのガイドとなることを本書では目指しています。皆さんがこれらの分野に興味を持ち、さらに学習を進めていくためのお手伝いができれば幸いです。