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中国はなぜ「善意の暴走族」鳩山元首相に触手を伸ばすのか
AIIBの顧問に迎えてどうするの?
〔PHOTO〕gettyimages

「善意の暴走族」鳩山元首相の困った行動

鳩山由紀夫元首相が中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)の「顧問」に就任する見通しだ。AIIBは日米が参加を見送っており、中国は日米を切り崩す目的で首相経験者の引き込みを行ったとされる。

が、そこにはまた別の中国の「本音」も垣間見える。

鳩山元首相はこれまでも政府や出身元の民主党の意向とは離れた行動をとることで、「スタンドプレー」を指摘されることが多くあった。

たとえば2013年1月、中国の「南京大虐殺記念館」を訪れ、謝罪したのは記憶に新しい。さらに、2015年3月には、ロシアが国際社会の反対を無視して一方的に併合したクリミア半島を訪問。2015年8月には、韓国の日本植民地時代の刑務所跡で土下座謝罪もした。

当時、中国は鳩山元首相の発言を「尖閣諸島は係争中であると認めた」と世界に宣伝し、国際世論の形成に使った。ロシアも同様。このため、日本政府は鳩山元首相のクリミア入りをやめるように説得したが、それを振り切って訪問したため、出身母体の民主党ですら党として関与しないと突き放したほどだった。

鳩山元首相の行動は、宇宙人と称されるだけあって、理解不可能である。

近い人物に言わせれば、「善意の暴走族」。

目の前の人の喜ぶことが好きで、鳩山元首相はそのためには何も見えなくなるというが、それで日本の国益が損なわれたのではたまったものではない。