医療・健康・食 週刊現代
誰も教えてくれない薬の「やめ時」と「溜まった毒の消し方」
もう薬を飲み続けてるよという人へ
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誰も教えてくれない「薬のやめ時」

「10年以上降圧剤を飲み続けてきましたが、最近は早寝早起きの規則正しい生活をしているし、暴飲暴食もしなくなった。そろそろ薬をやめたいのだが、どうすればいいのでしょうか?」

「親が病院をかけもちしていて、次から次へと薬をもらってくる。15種類も飲んでいるのですが、減らせませんか?」

本誌編集部には、長年薬を飲み続けてきた読者から、「薬をやめたいのだがどうすればいいのか」という相談の電話が毎日のようにかかってくる。

くり返し述べてきたが、薬には必ず副作用があり、不要な薬を飲むことはすなわち毒を飲んでいるようなものだ。にもかかわらず、その「やめ時」を教えてくれる医者はほとんどいない。

「降圧剤は一生飲まなくてはならないと思っている患者が多いですね。そう信じている医者もたくさんいます。しかし、そんな馬鹿な話はありえません。老年期を迎え、衰弱してくれば自然に血圧は下がってくるし、薬も必要なくなります」

こう語るのは長尾クリニック院長の長尾和宏氏。本来、どんな薬にもやめ時はある。にもかかわらず、そのことを誰も科学的に研究しようとしないのが問題だという。

「血圧がいくつを超えたら薬が必要だという研究はあっても、逆にどれだけ下がったらやめたほうがいいという研究はありません。研究のスポンサーである製薬会社が、薬をやめるための研究におカネを出すわけがありませんからね」(長尾氏)

だが、現場で多くの患者を診てきた医師は断薬の大切さと効果をよくわかっている。