医療・健康・食 週刊現代
痛風の「本当の恐怖」をあなたはまだ知らない〜激痛と重篤な副作用、どっちを取りますか?
尿酸値を下げるには
〔PHOTO〕iStock


これがいちばんヤバイ
痛風の薬も本当は飲み続けてはいけない

痛くて薬をやめられない

「ある朝、猛烈な痛みで目が覚めました。前日にかなり深酔いしていたので、どこかに足をぶつけて指の骨が折れたかと思った。病院に行くと腫れ具合を見た医者に痛風だと判断されました」

佐藤武史さん(54歳・仮名)は、10年前の発症以来、痛風の薬を飲み続けている。

「最初の頃はザイロリック、いまはフェブリクという薬を処方されています」

痛風の薬をやめるのはかなりの覚悟が必要である。一度、猛烈な痛みを経験した患者にとって、悪夢の再来はなんとしても避けたいからだ。東京慈恵会医科大学名誉教授の細谷龍男氏が語る。

「痛風関節炎は最初に起きてから、いったん症状が治まります。しかし半年から1年経つとまた起きて、その間隔がどんどん短くなっていく。しかも最初は1週間ほどで治まるのですが、再発をくり返すうちに1ヵ月ものあいだ痛みが続くようになる人もいます。

尿酸値が高いまま放っておくと腎障害や心血管障害が進行します。腎障害は最初のうちは症状も出にくいので、あとになってすごく困ることになりかねません」

まるで骨が折れたような激痛が、より短い周期でしかも長期間襲ってくる――そう考えただけで恐ろしいが、痛風の原因である尿酸の発生を抑えたり、排出を促したりする薬はいろいろと開発されている。