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これでもまだ中国をナメていられるか?~最新ランキングで判明した「スパコン超大国」の実態
「神威 太湖之光」を開発した国家並列計算機工学技術研究センターのHPより

世界一のスパコン大国

6月下旬に発表された世界スパコンランキング「TOP500」で、中国が7期連続となる世界第一位を獲得した。しかもワンツー・フィニッシュだ。

参照)https://www.top500.org/lists/2016/06/

昨期まで6期連続で世界一を誇った「天河」を圧倒的性能差で打ち破ったのは、同じく中国の「神威 太湖之光」だった。

驚くべきは、全て純国産(中国産)の技術で作り上げたという点だ。

スパコン関連技術の中国への流出を恐れたアメリカは、これまで徹底して技術の流出阻止に心血を注いできた。だが、その努力をあざわらうかのように、中国は独自技術のみでアメリカ最速のスパコンより5倍以上も速い最強コンピューターを作り上げたのだ。

絶対性能1位になった「神威 太湖之光」は、2位に引きずり落とした天河の3倍近い性能を持つ。5位に落ちた日本のスパコン「京」と比べると、じつに9倍近い超高性能なのだ。

脅威的なのは演算性能だけではない。これまで「中国のスパコンは大きくて燃費が悪い」との評判だったが、「神威 太湖之光」は世界最高レベルの省エネ性能も備えている。

加えて注目すべきは、高性能スパコンの保有台数だ。

世界ランキング500位までを見渡すと、中国はなんと167台をランクインさせている。これはアメリカの165台を上回る数で、世界最多。アメリカが他国に追い抜かれたのは史上初のことだ。速く、燃費のいいスパコンを世界で一番多く持っているのが、今の中国なのだ。