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「それでも小池百合子だけはイヤ!」とダダをこねる、党内アンチの小さすぎる肝っ玉
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舛添要一東京都知事の後任を決める都知事選(7月31日投票)まで1ヵ月を切り、主要政党の候補者選考が佳境を迎えている。

対応が注目される自民党は、櫻井俊前総務事務次官が出馬要請を固辞したため、立候補の意向を表明した小池百合子元防衛相を軸に調整していることは周知のとおり。

だが、小池氏の独自の動きを嫌った自民党東京都連の「反小池グループ」が、小池氏に対抗馬をぶつけるシナリオが水面下で進んでいる。

反小池グループが擁立を画策するのは、増田寛也元岩手県知事。一寸先は闇、出る杭は打たれるとされる政界。またしても女性初の都知事誕生は幻と終わるのか。

私怨が突き動かしている?

先手を打ったのは小池氏だった。6月29日の電撃記者会見で「崖から飛び降りる覚悟で挑戦する」と出馬の意向を表明し、一気に自民党の候補者選考レースで首位を奪った。これに猛反発したのが党東京都連会長を務める石原伸晃経済再生担当相だ。「相談がない」と激怒し、電話をかけても小池氏が出ないことを暴露した。

小池氏の出馬表明を受けて開かれた都連の緊急会議の出席者からは「小池氏を排除するというのは拙速だ」「この際、小池氏を擁立するのでも良いのではないか」との声が聞かれたが、都連幹部は小池氏の「除名」をにおわせて鎮圧にかかった。

だが、反小池グループは人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔氏の父である櫻井前総務次官が、出馬要請をかたくなに固辞したことで動揺。その一部は小池氏擁立に向けて傾いていった。萩生田光一官房副長官は記者会見で「(小池氏から)何ら相談がなく、違和感がある」と不快感を示していたが、その翌日には「小池氏は有力な候補」と容認論に転じた。

その理由について、ある東京選出の自民党議員は「もともと、『小池氏ではダメだ』というのは石原氏が小池氏を嫌っているところが大きい。つまりは、小池憎しという個人的な感情で突き進んでいる。個人でそう思うのは勝手だが、参院選の最中に感情を露わにされても、党にマイナスイメージがついて困る」と打ち明ける。