政治政策 選挙 週刊現代
自民党の議席調査「最新生データ」を入手! 参院選「落ちる議員/落ちそうな議員」
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文字通り日本中を駆け回る、安倍総理をはじめ自民党の面々。しかし、どこへ行っても敵味方入り乱れる激戦地で、早くも消耗ぎみだ。彼らが手にする「苦戦リスト」には、誰の名が書かれているのか。

サヨナラ、法務大臣

「私はどうしても、第一声を、熊本から、発しようと、このように考えました」

4月に起きた大地震の爪痕がいまだ消えない熊本城。参院選の公示日である6月22日の朝、安倍総理はいつも以上に一言一言を区切って、この選挙戦で最初の演説を始めた。しかし——。

「熊本城では、さすがに自民党の支持者を集めていたので何事もなかった。しかし、その後に行った市内の商店街では、総理に向かって『選挙なんかより復興のほうが先じゃないのか!』と観衆から罵声が飛んだんです。

熊本の人は、選挙どころじゃないというのが本音で、このままいけば投票率は相当下がる。まあ、下がれば下がるほど自民党が有利になりますから、別に問題ではないんですが……」(九州ブロック選出の自民党議員)

公示前の6月8日から22日まで、安倍総理が遊説で訪れた場所を順に挙げてゆくと、山梨、山形、奈良、三重、愛媛、長野、岩手、宮城、青森、秋田、大阪、滋賀、新潟、千葉、熊本、福島となる。

これらはほぼすべて、自民党候補が苦戦するとみられる「重点選挙区」だ。今回の選挙で、安倍総理や小泉進次郎衆院議員をはじめとする自民党の「顔」は、そこに的を絞って遊説に回っている。

「ただ、総理は20日に行く予定だった北海道での遊説を取り止めたのに加えて、実は東京都下での演説もドタキャンしているんです。

公示日の22日夜はテレビのニュースにも出ましたが、化粧をしても顔が青白かったし、何となくやせたような気もする。党内では『(21日に急逝した)鳩山(邦夫)さんじゃないが、安倍さんも体調、大丈夫か』と言う人もいます」(自民党関係者)

本誌は今回、自民党が5月中旬、そして6月の第1週~第3週の週末に行った世論調査データを入手した。重点選挙区や注目度の高い21の選挙区に絞って、その「生データ」を最終ページに掲載している。それに沿って、全国の選挙区を見ていこう。