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ソフトバンク孫社長の選択は「正解」だ〜大物経営者の引き際を考える
"単なる社長"と"ゼロをイチにする社長"の差
後継者として指名していたかに見えたが……〔PHOTO〕gettyimages

ソフトバンク「アローラ氏退任」の衝撃

驚くべきニュースが飛び込んできた。

孫正義氏が、能力と人柄に大いに惚れ込んで三顧の礼と巨額な年俸をもって迎え(前職のストックオプションの埋め合わせとして必要だったのだろうが)、事実上後継者として指名していたかに見えたニケシュ・アローラ副社長が退任するという。

報道によると、孫氏は、自分がもっと社長を続けていたいという心境になったのだそうだ。

必ずしも創業者とは限らないが、事業を新しく構築し、長らく会社の成長を主導してきたような大物経営者の引き際は難しい。

あらかじめ筆者の結論を言うと、今回の孫氏の選択は「正解」だと思う。真の大物経営者は、彼のビジネスにあっては取り替えの利かない生き物なので、体力と情熱が続く限り自分の事業に関わるのがいい。

現役でご活躍中の方が多いので具体的な名前を挙げることは控えるが、俗に言う「プロ経営者」のような人物に事業を無難に引き継ごうとすると、大物経営者にとっては物足りなく、社員から見ると頼りなくなりがちだ。

結果、そのような「プロ経営者」の応援団になってくれるのは、自分のポジションが大切な社外取締役くらいという情けない状況になって、いったん身を引きかけた大物経営者が最前線に再登場するような仕儀になりやすい。

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