サッカー
サッカー五輪「OA枠」選定にもっとも重要なものは何か?
U-23日本代表・手倉森監督の決断
〔PHOTO〕gettyimages

オリンピックチームが何を目指すのか

リオデジャネイロオリンピックに出場するサッカー男子のオーバーエイジ枠が、固まってきたようです。

オリンピックの男子サッカーは、23歳以下の選手による大会です。ただ、3人までは年齢制限に関係なく出場することができます。これがオーバーエイジ(以下OA)というものです。

私自身、2004年のアテネ大会でオリンピックチームの監督を務めましたので、OA招集のメリットとデメリット、また、招集にあたってどのような調整が必要なのかといったことは理解しています。現チームの手倉森誠監督も、様々な可能性を考慮したうえで、最終的な人選に至ったのだと思います。

そもそもOAを使うのかどうかは、「オリンピックチームが何を目指すのか」を議論の出発点としなければなりません。

23歳以下の選手育成を最優先事項とするなら、OAもそれにふさわしい選手であるべきです。具体的には、18年のロシアW杯に絡んできそうな選手を選ぶべきでしょう。

たとえば、J1リーグで3年連続の得点王を獲得している大久保嘉人は、現在の日本でもっともゴールを予感させる選手です。今シーズンも好調を維持しています。

ですが、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、6月のキリンカップに大久保を招集しませんでした。

6月9日で34歳になったこのストライカーは、2年後のロシアW杯を36歳で迎えます。そこまで見据えてチームを作っていくと、もう少し若い選手の可能性に賭けるという考え方が成立します。

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