ブルーバックス
微分積分の本質を理解する〜数学の王道「解析学」はこんなにおもしろい!
ラリー・ゴニック『マンガ「解析学」超入門』
〔PHOTO〕iStock


解析学の第一歩としての微分積分を直感的なイラストで完全理解

解析学の最初の難所ε-δ論法を使った極限の定義から微分積分までじっくりと解説。言葉だけではわかりにくい考え方も目からウロコのイラストですっきり理解。なぜこうするのか、どんな意味があるのか納得しながら学べる。

訳者まえがき

Welcome to the world of Larry Gonick!(ラリー・ゴニックの世界にようこそ!)

数学を中学校・高校時代に勉強したきりのみなさん、まずは数学のいくつかの分野の中でも特に大切な「微分」と「積分」について、ラリー・ゴニックのマンガで徹底的に勉強してみませんか?

「微分」と「積分」を中心とした「解析学」といえば、数学の王道ともいうべき内容です。多くの自然科学法則が微分積分学で表現されるばかりでなく、世の中のすべての動きを分析するためにはなくてはならない内容だからです。

そんな「微分」「積分」について徹底的に解説した本……それがこの『マンガ「解析学」超入門』(原題は“The Cartoon Guide to Calculus”)です。

「微分」「積分」の本というと、ともすれば難しい数式だらけのちんぷんかんぷんな表現と内容になりがちですが、私たち読者が欲しているのは、そうした「解析学」を、ウィットの効いたセリフと豊富な図で解説した、楽しい読み物なのだと思います。

そして、本書は微分積分を豊富な例とともに徹底的に語ってくれます。私の経験で言うと、こういう本が、微分積分を最初から独学するのにとても頼りになるのです(実際私もそういう本がないものか、学生時代にいろいろ探したりしたものです)。解析学の初心者が「するめ」のようにしゃぶる本(少し表現がきれいでないかもしれませんが)、それがまさに本書なのだと思います。

「微分」や「積分」が得意な方でも、この本をじっくり読むことで「微分積分学のこの公式はそんなところで使えるのか!」という再発見があるかもしれませんし、また初めて微分積分学を勉強する方は「この難解な式はこういうことを意味してるたのか!」と、目からウロコが落ちるかもしれません。それほどまでに「微分」と「積分」を使った「解析学」というのは奥深い分野なのです。