学校・教育 ライフ 週刊現代
「日本会議」の中核組織「日青協」の正体〜謎の儀式と口外禁止の教え
知られざるカルト的側面
〔PHOTO〕gettyimages

靖国神社でリクルート

日本会議の話をつづけたい。組織の核・日本青年協議会(日青協)は谷口雅春の教えを封印したのか? という疑問にぶつかったところで前回は終わった。(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48843

日青協の母体だった生長の家は約30年前の代替わりで谷口の「明治憲法復元論」を封印しリベラル路線に舵を切った。日青協はこれに応じず、教団を離れて独自の活動をしてきた。

が、今の日青協のHPには谷口の名や「明治憲法復元論」は見当たらない。普通の右派の主張があるだけだ。時の流れとともに、さすがの日青協も穏健な保守に変質したのだろうか。そうであっても不自然ではない。

ところが、である。菅野完さんの『日本会議の研究』(扶桑社新書)に登場する早瀬善彦さん(33歳。同志社大の嘱託講師)の証言によると、真相はどうやらそうではないらしい。

彼が日青協と出会ったのは大学受験で浪人中の'01年。小泉純一郎首相が8月15日の靖国神社参拝を公約していた。早瀬さんは雑誌で『小泉首相と一緒に靖国神社に参拝しよう』という広告を見て参加することにした。

結局、小泉首相は公約より2日早い13日に参拝するのだが、早瀬さんは予定通り、関西から上京し、15日に靖国神社へ行った。以下は彼の証言。

<「行ったらですね、学生、2~3人しかおらんのですよ。あとは大人ばっかり。で、どんな団体なんですか? って聞いたら『自主的に集まった団体です』って答える。しつこく聞いたら、ようやくそこで『日本青年協議会』を名乗りました」>

早瀬さんは帰り際「僕たちの仲間は関西でもサークル活動しているから、大学受かったら探して参加すればいいよ」と言われ、サークル名を教えられた。『全日本学生文化会議』。日青協の学生組織である。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら