医療・健康・食 週刊現代
生活習慣病のアリ地獄!飲み始めたらヤメられない薬
〜死ぬまで飲み続ける「覚悟」と「カネ」ありますか

高血圧、糖尿病、高脂血症、痛風……
新しくて高い薬を出したがる医者が多すぎる〔PHOTO〕gettyimages

●高血圧のアジルバ、糖尿病のジャヌビアは年間1万円以上かかる
●コレステロールのクレストールは筋肉が溶けていく
●痛風のザイロリックの思わぬ副作用
●胃痛のネキシウムは骨が弱くなるほか

読者から圧倒的な反響が届いている本誌の「薬特集」。今回は、生活習慣病薬をやめることの難しさや日本と海外の薬の飲み方の違いに着目。「医療の犠牲者」にならないために知っておきたいこと――。

(*Yahoo!等配信先でご覧の方は、こちらで一覧表を見られます http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48915?page=5

降圧剤をやめるのは至難の業

「長年、血圧の薬を飲んできたが、本当に効いているのか。運動をしているおかげで血圧が下がっているのではないか。薬をやめようと思うのだが、どう思うか?」

「最近、物忘れがひどいので、認知症薬を飲み始めたが、下痢が止まらない。薬をやめたほうがいいだろうか?」

本誌・先週号、先々週号において特集した「飲み続けてはいけない薬」は大反響を呼び、読者の方々から多くの質問や意見が寄せられている。その内容の多くが、右記のような「長期間、薬を飲み続けること」への不安や「はたして薬を飲み続ける意味があるのか」という疑問であった。

もちろん、自分勝手な判断で薬を飲むのをやめることはリスクを伴う。医者とよく相談して決めることが大切だ。

しかし、医者と相談したところで、長期間飲んできた薬、とりわけ生活習慣病の薬をやめるのはかなり難しいということも、また事実だ。

「降圧剤のブロプレスを飲み続けて5年になります。血圧は下がっているのですが、医者からは『薬を飲んでいるから下がっているので、やめたら元に戻りますよ』と言われていて、なかなかやめられません」

こう語るのは、大塚雅嗣さん(62歳・仮名)。ブロプレスはARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)と呼ばれる比較的新しいタイプの降圧剤で、サイアザイド系利尿剤やカルシウム拮抗薬、ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)といった従来の血圧の薬に比べて高価な薬だ。