医療・健康・食 週刊現代
「患者の命よりカネ優先」医療関係者ホンネ座談会〜医者が飲まないキケンな薬の恐怖
聞きたくなかった…
〔PHOTO〕gettyimages

筋肉が溶ける副作用も!

カネのためなら自分が飲みたくない薬だって出す—大学病院で准教授を務める内科医、開業医、製薬会社の医薬情報担当(MR)がホンネで語り合った。

准教授 大学病院の内科医。多忙でも製薬会社との付き合いも欠かさない
開業医 効果はなくても患者の欲しがる薬を出す町医者。それもまた仁術
MR   自社の薬を売り込むべく、日々、大病院に通いつめる医薬情報担当

准教授 高齢者が薬を飲みすぎないほうがいいのは紛れもない真実で、実際、医者で毎日10錠も薬を飲む人はまずいません。

開業医 風邪薬なんて飲む医者はいませんよね。寝てれば自然に治りますし、解熱剤で一時的に熱を下げると逆に治りが遅くなりますから。患者は病院に来たお土産代わりに薬を欲しがりますから、私の病院では出しますけれど……。タミフルだって副作用があるから、本当は薬を飲まずゆっくり休むほうがいい。

准教授 吐き気止めや下痢止めも同じこと。体の毒を出そうとしているところを無理に止めたら、毒が出て行かない。患者本人は苦しいから「どうにかしてくれ」というので、ついロペミンやナウゼリンを出してしまう医者は多いですが……。

開業医 開業医にとって患者はお客様、神様ですから(笑)。

私自身はコレステロール値が高く、LDLが180を超えていて、薬を飲もうかどうか迷っています。自分のところに来た患者が、それくらいの値なら「薬を飲んでコントロールしましょう」と奨める値ですね。でも自分で薬を飲むかといえば別問題。飲んですぐに効果があるわけではないし、飲み始めたら半永久的になることがわかっているから、躊躇するんです。

医者としては病院に通ってくれる患者が増えれば、それだけ定期収入が増えるので嬉しいんですがね。

MR やはりコレステロールの薬はよく売れますよ。とくにスタチン系と呼ばれるものですね。