野球

[BCリーグ]
石川・渡辺正人監督「先取点を徹底する」

スポーツコミュニケーションズ

安江と寺田の球のキレは巨人・長谷川以上

昨年、石川からドラフトで巨人の育成に指名された長谷川潤は、3月に支配下登録を勝ち取り、5月6日の中日戦で一軍初登板しました。彼に続くNPB入りする選手の輩出をチームで目指しています。今季の石川は個々の能力の高い選手が集まっているので、その可能性は十分にあると思います。

野手の坂本は、守備と走塁に関してはすぐにでもNPBで通用するレベルです。課題は打撃レベルを向上させることでしょう。140キロ後半のボールに対して思うようなスイングができていないので、速いボールに対応できる自分のスイングを模索して欲しいです。現段階でもNPB入りの可能性は高いですが、弱点を克服できればより一層、坂本の評価は高まるでしょう。

先述した安江と寺田を去年の長谷川と比べてみると、ボールのキレと安定感では長谷川を上回っています。長谷川はサイドスローで安江はオーバースローなので、タイプが異なるため比較しにくいですが、球威は安江の方があります。長谷川と同じタイプの寺田は、ボールのキレで勝っている。今季はNPB入りの可能性が高い選手がたくさんいるので、秋のドラフトが楽しみです。

現在、チームは2位です。再び首位に返り咲くためには「先制点を取ること」をさらに徹底していこうと思います。ゲームの終盤を締めるリリーフ陣は寺田や矢部などがいて盤石なので、先手を取って後ろに繋ぐ。そして、リリーフ陣が0点で抑える間にさらに追加点を挙げるスタイルで戦います。

選手たちからは“NPBに行くんや”“絶対優勝するんや”という強い意志がひしひしと伝わってきます。チームを勝たせることが監督の役割なので、なんとか選手たちを勝利に導いてあげたいです。

渡辺正人(わたなべ・まさと)プロフィール>:石川ミリオンスターズ監督
1979年4月3日、大阪府出身。上宮高から98年ドラフト1位で千葉ロッテに入団。4年目の01年に一軍初出場、初安打を記録。翌年から一軍に定着すると、自身最多の106試合に出場した。03年は主に守備固めとして、2年連続100試合(104)に出場。05年の日本シリーズでは、第1戦で先発起用されると攻守にわたって活躍し、チームの31年ぶりの日本一に貢献した。13年からはBCリーグの信濃グランセローズに守備・走塁コーチ兼任選手として入団。14年のシーズン中にコーチ専任になる。15年にヘッドコーチとして石川に入団。16年より監督に就任した。NPBでの通算成績は492試合140安打、打率.207、11本塁打、71打点。