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40男、「夜遊び先生」に弟子入りする~スナックでの正しい振る舞い方、この歳になって分かりました
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尊敬できる先輩、職場にいますか?

40歳、既婚、でもつい「モテたい!」と思ってしまうのが男心。その気持ちを上手に飼いならすため、男は「きれいな遊び方」を学ぶべきだ、とライターの大宮氏は言う。まずは60代の「夜遊び先生」の人生を振り返りつつ、その「基礎」を知るところから始めよう。

ロールモデルの不在。かつてロストジェネレーション(就職氷河期世代)と呼ばれた僕たちが社会人になった頃、よく耳にした言葉だ。入社してから3年目までに3割の新卒者が辞めてしまう理由の一つとして、「尊敬できる先輩が職場に少ない」ことが挙げられていた。

新卒採用数が絞られていたので年齢が近い先輩社員がそもそも少なかった。職場にいるのははるか年上の「おじさん」ばかりで、仕事や家庭生活に疲れ気味だったりリストラに怯えていたり。だから、10年先どころか5年先の自分にもリアルな希望を見出せずに辞めていく――。なんだか暗い時代だった。

キャリアの話だけではない。社会人には年齢にふさわしい遊びも必要だが、その遊び方を指南してくれる師匠を見つけるのも難しかった。「仕事」や「キャリア」に生活を塗りつぶされて遊ぶ雰囲気ではなかったのだ。気軽に飲みに連れて行ってくれる先輩や上司が職場に少なくなった状況は今でも続いている。

仕事を頑張る目的の一つはモテるためだ、と僕は思う。この願望は「結婚できれば満たされる」という性質のものではない。結婚をしようが、子供が生まれようが、いつまで経ってもモテ続けたいと思ってしまうのだ。しかし、若い頃の僕は、夜の街で「きれいな遊び方」を指南してくれる師匠を見つけることができなかった。

今年で40歳にもなる男が何をくだらないことを言っているのかと笑われるかもしれない。しかし、現実はけっこう深刻だ。前回、僕は「40男が陥りがちな哀しきモテ錯覚(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47965)」と題して、自分を含めた同世代の既婚男性が「恋愛市場」に戻り始めている状況を我が恥をさらしながら紹介した。

結婚から数年が経ち夫婦生活に慣れてきた既婚男性たちの頭の中で、「もう一度恋愛したい。モテたい」という思いが膨張している。そして、身近な若い女性に言い寄ったりしちゃうのだ。

その様子はかなり見苦しい。客観視すると身もだえするほど恥ずかしい。そして、様々な関係者に迷惑もかけかねない。はっきり言って社会問題である。