雑誌 不正・事件・犯罪 週刊現代
たった2時間で「14億円」不正引き出し〜日本のコンビニATMのセキュリティはこんなにも甘かった!
犯罪グループの全貌
〔PHOTO〕gettyimages

わずか2時間での犯行

「最初は、何が起きているかまったくわかりませんでした。把握できたのは、短時間で異常な額が引き出されているということだけ。慌ててカードの発行元と我々を結んでいるネットワーク会社に連絡し、そこから警察へと通報。そこでようやく、多額の現金を不正に引き出されたことが明らかになりました。

お客様の利便性を高めるために、国内でいち早く24時間ATMを利用できるようにし、海外の銀行のカードも使えるようにしていたがゆえに、我々の銀行が狙われたのかもしれません」(セブン銀行関係者)

全国17都府県のATMで、14億4000万円に及ぶ多額の現金が一斉に引き出されるという前代未聞の犯罪が明らかになった。

犯行に使用されたATMは1400台。使われた偽造キャッシュカードはおよそ1600枚とみられる。

犯行グループは少なくとも100人。犯行にかかった時間はわずか2時間あまり。セブン銀行のキャッシュカードによる引き出し上限額は1回10万円のため、単純計算で、この短時間で1万4000回の取引が行われていたことになる。

驚くほどの手際の良さ。いったい誰が、これほどの大規模な犯罪をやってのけたのか。