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消費増税延期は“最初に有りき”だった! 安倍首相の議長総括は、スティグリッツの助言「そのまんま」
〔PHOTO〕gettyimages

世界経済は大きなリスクに直面しているのか

安倍晋三首相は6月1日の国会会期末記者会見で消費増税再延期を表明した。そして、消費税率10%への引き上げ延期の理由を次のように語った。

「世界経済は今、大きなリスクに直面している。しかし、現時点でリーマンショック級の事態は発生していない。それが事実だ。熊本地震を大震災級だとして延期の理由にするつもりはない。

<中略>今回、延期するという私の判断は、これまでの約束とは異なる新しい判断だ。<中略>国民生活に大きな影響を与える税制で約束してきたことと、異なる判断を行うのであれば、まず国民の審判を仰いでから実行すべきだ」

消費増税を2019年10月まで2年半延期するという判断について、国政選挙である夏の参院選(6月22日公示・7月10日投開票)で国民に信を問うというのだ。

それに先立つ5月27日午後、安倍首相は主要7ヵ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)を終えた後に行った議長総括記者会見でも「世界経済が大きなリスクに直面しているとの危機感を共有した」と強調していた。

では、本当に世界経済は大きなリスクに直面しているのだろうか?

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