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山口組幹部射殺事件、抗争はどこへ向かうのか? 7代目を巡る「新体制」の極秘シナリオ
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「一番やりやすい幹部」

ついに拳銃が発射され、神戸山口組2次団体若頭という要職に就いていた人物が亡くなった。

抗争勃発である。

犯人は不明。バイクで走り去った不審者はいるものの、人物を特定、逮捕に至るのは容易ではない。

また、岡山・池田組の高木忠若頭(55)を殺害する動機が、個人的怨恨か、池田組単体の問題か、神戸山口組を組織的に狙った一環かどうかは、まだわからない。

しかし事情はどうあれ、「ヤクザの習性」として池田組は、自らの情報ネットワークで犯人、及びその背後の団体を特定の上、「返し」をしなければならない。

その相手が「同じ岡山を縄張りに、組員を引き抜いてトラブルが絶えなかった(6代目山口組の)大石組」なのか、「5月27日までのサミット休戦が終わったら攻勢に出ると公言していた弘道会」なのかはわからない。

ただ、高木氏は無防備に過ぎた。

「サミット休戦後、マグマが吹き出すように抗争が始まるというので、幹部はみんな3人、5人とボディガードをつけて、ひとりで出歩くことはなかった。ところが高木若頭は恐れずに単独行動。6代目山口組に『一番やりやすい幹部』とみなされていた」(神戸山口組3次団体幹部)