小泉進次郎氏は「永田町では、どんな噂が出ても不思議はない」(左) 河野太郎氏は「重鎮が出て行って自民党は少し良くなりました」(右) 〔PHOTO〕堀田 喬鳩山内閣の支持率が3割を切ろうが、自民党がぶっ壊れる運命に変わりはない。一足先に党から逃げ出した重鎮たちを尻目に、若手たちは「俺たちは俺たちで」と参院選を過熱させる第三極作りに動き始めていた―。
「死に直面しながら生きていた」
「この仕事を最後として、政治生命を終わらせていきたい」
発される言葉には、いちいち悲壮感がつきまとった。4月10日、東京・麹町のホテルニューオータニで開かれた新党『たちあがれ日本』の旗揚げ会見。
はじめに挨拶した平沼赳夫元経済産業相(70)が3年前に脳梗塞を患ったことを挙げれば、続く与謝野馨元財務相(71)は咽頭がんのキャリアを語り出す。さながら病院の待合室の会話である。集まったメディアからは、"老人新党"と揶揄される彼らへの失笑が漏れる始末だ。
ある自民党幹部によれば、与謝野氏が目を掛けた後藤田正純氏(40)は、「今、(新党へと)動くのはやめておこう」と、仲間に電話連絡を回したという。平沼氏が落選中の面倒まで見た城内実氏(44)から相談を持ちかけられたある自民党OBは、こう答えたそうだ。
「平沼の声を聞いて何か感じるか。仮に感じなくとも、ついていこうという気持ちが湧き上がるのか。己の胸に聞け」
・・・どうやら何も感じなかったようだ。4月14日現在、二人とも、新党に馳せ参じてはいない。今の自民党若手議員の本音は、次のように実にクリアである。
「あの新党に対する評価は『ナベツネ(渡邉恒雄・読売新聞グループ本社会長)や大勲位(中曽根康弘元総理)の生き霊が透けて見える』というもの。
要は、"頓挫した自民・民主両党の大連立の夢よ、再び"という老人の執念の固まりだと受け止められています。自民党を離党して落選のリスクを冒したうえ、バッヂを得ても古巣と同じ爺様たちの面倒を見るなんてナンセンス極まりない」(自民党若手議員)
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