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「日本一の演技力」満島ひかりが黒柳徹子に憑依!
『トットてれび』の舞台裏「あの頃のテレビは面白かった」

「日本一の演技力」と評価される満島。若い頃の黒柳にそっくりとの声も多い〔PHOTO〕NHK HPより

彼女の人生を知れば、テレビの歴史が分かる。あの頃のテレビには、夢と自由が詰まっていた。往年の名優たちが実名で登場し、満島ひかりがエネルギッシュに走り回る。トットちゃんは最高だ!

あまちゃんスタッフが結集

黒柳徹子本人が語る。

「生きてる間に、自分の人生がNHKのドラマになるなんて、考えてもみませんでした。渥美清さんや森繁久彌さんなど、親しかった方や、もう亡くなった方達にドラマで会えて、とっても懐かしく思って毎週観ています。皆さんの明るいお顔を見ていると、ときどき涙が出そうになります。

私も『未来からやってきた100歳の徹子』という設定で出演しています。自由にやらせていただいておりますので、楽しいですよ(笑)」

NHKドラマ『トットてれび』(土曜夜8時15分~)が面白い。平均視聴率は10%を超える。

原作は黒柳のエッセー『トットチャンネル』、『トットひとり』で、脚本を務めるのは、NHK朝ドラ『花子とアン』を手がけた中園ミホ氏だ。中園氏は、平日昼間に放送される『徹子の部屋』が見たくてOLを辞めたほどの、筋金入りの徹子ファンである。制作統括の加賀田透氏とは、『花子とアン』でコンビを組んだ仲だ。

さらに演出は井上剛氏、音楽は大友良英氏、プロデューサーは訓覇圭氏、しかもナレーションを務めるのは、小泉今日子という豪華布陣である。クドカンこそいないものの、'13年に大ヒットした朝ドラ『あまちゃん』のチームが再結成された。

物語の始まりは、日本でテレビ放送が始まった昭和28年(1953年)。ドラマの冒頭で100歳の黒柳が「テレビじゃなくて、テレビジョン!」と強調するように、まだまだテレビが家庭に普及していない時代に、NHK専属女優となった黒柳の半生をコメディタッチで描いている。