雑誌 週刊現代 不正・事件・犯罪
独占告白 闇カジノで「永久追放」田児賢一「それでも僕にはバドミントンしかない」
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5年前から博打狂いに

応援してくれていた人たちを裏切る結果になり、本当に申し訳ないと思っています。反社会勢力が関与する闇カジノに通ったことは、絶対によくない。処分は当然のことです。

ただ、海外でギャンブルに熱中した行為自体に後悔はありません。こんなことを言うと、反省していないと叩かれるかもしれない。それでも、僕はあの勝負事は、スポーツ選手として自分を成長させてくれたと今でも思っているのです。

こう語るのは、今年4月、リオデジャネイロ五輪の金メダル候補だった桃田賢斗(21歳)と共に東京・錦糸町の闇カジノに通っていたことが発覚し、バドミントン協会から無期限の登録抹消処分を受けた田児賢一(26歳)だ。

5月14日、田児の姿は成田空港にあった。田児は所属していたNTT東日本も解雇されて現在無職。「これからマレーシアに仕事を探しにいく」と言う田児に記者が声をかけると、「搭乗までの時間なら」と取材に応じた。

4月6日にそっち(週刊現代)から僕らの闇カジノ通いについての質問状が送られてきたとき、僕と桃田は、マレーシアに遠征中でした。NTT東日本の社員はまず、国内に残っていた部員たちに確認したようです。そこで、一部の部員が認めてしまった。

一緒に行った後輩が認めてしまった以上、言い逃れは出来ない状況だった。すぐに試合を棄権して帰国するよう命じられ、飛行機に乗せられました。

ただ、あの段階ではまだ僕も桃田も何とかなるだろうと甘く考えていた。飛行機を降りて無数のフラッシュを浴び、初めて事の大きさに気付いたのです。

NTT東日本の社内調査では、田児が錦糸町の闇カジノに通った回数は半年間に月10回程度で、賭けた金額は約1000万。桃田は計6回程度、約50万だった。

田児は事実上の永久追放となったが、桃田は無期限の競技会出場停止処分で、東京五輪へのチャンスは残された。

回数も金額も正直なところ、大まかなものです。だって、後ろめたいところに通っているのに、いちいちいくら負けたとかメモを取るわけないじゃないですか。

僕は'11年に行った海外遠征でカジノ遊びを覚え、その後は遠征のたびに各国で勝負する生活を送ってきました。そのあたりから、おかしくなっていったのかもしれない。