ライフ 大統領選 アメリカ 国家・民族
トランプに唯一長時間インタビューした日本人に聞く〜異色の大統領候補は「ブランディングの天才だ」
島地勝彦×植山周一郎【第1回】

撮影:立木義浩

<店主前曰>

植山周一郎をご存じだろうか。国際経営コンサルタント業のかたわら、一橋大学で非常勤講師も務めるこの男の経歴は、ただごとではない。

ソニー創始者の故盛田昭夫会長から直々に薫陶を受け、英ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソン、元英国首相のマーガレット・サッチャーといった、世界の超一流のリーダーたちとビジネスを超えた交友関係を持った、極めつけの“人垂らし”なのである。

じつはわたしと彼とは、いまから35年ほど前、彼がまだソニーの宣伝部次長だったころからの知り合いである。その後は一時疎遠になっていたのだが、ある日、恵比寿ガーデンプレイスにあるスポーツクラブのサウナのなかで、お互い産まれたままの姿で再会を果たした。

わたしが集英社インターナショナルの雇われ社長をしていたころには、意気投合して『サラリーマン金太郎勝利学』という本をつくったこともある。

今回、周ちゃん(わたしは彼をそう呼んでいる)をこの対談に呼んだのはなぜか? それは、いま話題の米大統領候補ドナルド・トランプ氏に“じかあたり”を敢行し、長時間のインタビューを実現した唯一の日本人だからである。

28年前のこととはいえ、その後もトランプとじかに会って話したことのある日本人は数えるほどしかいない。若き日のドナルド・トランプはいったいどんな人物だったのか、その人となりを徹底的に訊いてみたい。

***

植山 シマジさん、お久しぶり。最近スポーツクラブでみないですね。

シマジ 周ちゃん、ごめん、浅学非才の身なので原稿に追われまくっていて、いまは毎日は行けてないんだ。でも週に1回は行っているよ。清水京子先生がついてくれてストレッチを一緒にやってるの。

植山 ぼくは毎日行っているよ。いつも午前中だけどね。シマジさんはきっと午後からだから会わないんだね。

立木 どうしてシマジはいまさらストレッチなんてやりはじめたんだ?

シマジ 暖かくなってきたことだし、そろそろゴルフを再開しようと思って、筋肉を作り直しているんですよ。