選挙
伊勢志摩サミット「成果」は想定以上。これなら「ダブル選」の可能性も!
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『読売』がついにダブル選見送りを確定報道

怪しい空気が首相官邸周辺に漂っている――。

消費増税再延期についてはほぼ確定的になったのだが、衆参同日選実施の「阻害」要因がなかなか見当たらないうえ、撹乱情報を含めて雑音が相次いで耳に入ってくるのだ。

筆者が注目してきた音なしの構えの『読売新聞』がやっと、伊勢志摩サミット開催当日の5月25日付朝刊1面トップに「同日選見送りの公算 首相、消費増税延期」のタテ大見出しを掲げて、リードで次のように報じた。

「安倍首相が、夏の参院選と次期衆院選を同じ日に行う『衆参同日選』を見送る公算が大きくなった。現時点では衆院解散を考えていない意向を与党幹部に伝えた。<中略>また、来年4月の消費税率10%への引き上げについては先送りする方向で、6月1日の今国会会期末後にも表明する」

中面では「首相、公明に配慮 高支持率、参院選だけでも勝算」の見出しが躍った。それだけではない。同日夕刊は1面トップに「同日選見送りへ 参院選集中、首相が指示」と打ち、安倍首相が25日午前、首相官邸で自民党の谷垣禎一幹事長と協議した際に参院選の個別選挙区の対応を具体的に指示したと報じたのだ。

あの『読売』が事実上、衆参同日選見送りの確定報道をしたのだからと、自民党の選挙地盤が弱い若手衆院議員は肩の荷を降ろしたかのようにホッと一息ついたところだ。与野党を含め永田町全体も弛緩したかに見えた。