「空爆のように新たな攻撃を行いたい」オバマ政権がついに開いた、次世代戦争の扉
【PHOTO】gettyimages

波紋を呼んだオバマスピーチ

バラク・オバマ米大統領が4月13日、バージニア州のCIA(米中央情報局)本部で行ったスピーチが波紋を呼んでいる。

シリアとイラクでのIS(いわゆる「イスラム国」)との戦いについて、「私たちのサイバー攻撃作戦は、ISの指揮系統とコミュニケーションを崩壊させている」と驚きの発言をしたのだ。

一見、何の変哲もないコメントに思われるかもしれない。だが、これは歴史的な発言だといえる。というのも米大統領の口から、アメリカが攻撃的なサイバー作戦を行っていると認める発言が出たのは、史上初めてのことだからだ。

確かにここ最近、米政府幹部が、サイバー攻撃についてしばしば言及するようになってはいた。今年2月、アシュトン・カーター国防長官がサイバー作戦に言及、当時、「米政府で最も上位の政権幹部がサイバー攻撃を認めた」と専門家らの間で話題になった。

またロバート・ワーク米国防副長官は4月12日、「われわればサイバー爆弾を投下している」と発言、「空爆のように、サイバー作戦も行いたいと考えている」と語っている。こうしたコメントは、オバマ発言の地ならしになっていたとも見られている。

では、オバマらの言う「指揮系統の破壊」や「サイバー爆弾」とはどういう攻撃を指すのか。これまでの取材から、どんな作戦がシリアやイラクで進行中なのかを探ってみたい。